冨安健洋の放出噂も…「別の3人の売却を好むだろう」 英指摘、現有戦力で浮かぶ“立ち位置”

アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:徳原隆元】
アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:徳原隆元】

冨安健洋が放出要員との報道も…現地メディアがアーセナルでの立場に見解

 イングランド1部アーセナルは、今夏の移籍市場でイタリア1部ボローニャからDFリカルド・カラフィオーリを補強した。その一方、負傷が続く日本代表DF冨安健洋が放出要員になっているという報道も出ている。英メディア「TBR」は「アーセナルはどれだけ真剣に移籍市場が閉まる前に冨安健洋を売却したいと考えているか」と、冨安のアーセナルでの立ち位置を報じた。

 アーセナルでの最初のシーズン、冨安は公式戦21試合に出場し、昨シーズンは22試合に出場した。この数字について記事では「一貫しているが、いい意味ではない。冨安は複数の負傷に苦しみ、現在もガナーズの戦列を離れている。ウルブスとの開幕戦にも間に合わない見込みだ」とし、今夏の移籍市場でアーセナルが本当に冨安の売却を望んでいるのか、その今後を分析した。

 まず監督からの信頼について、「ミケル・アルテタ監督は冨安のこと、そのすべてが大好きだ。だがチームの最強イレブンには入っていない。さらにカラフィオーリの加入と、DFユリエン・ティンバーが完全なコンディションに戻ろうとしているところで、1600万ポンド(約30億円)のDFは、その才能にかかわらずにアーセナルの最も重要な試合でレギュラーとしてプレーするのは難しそうだ」と、伝えた。

 さらに他クラブからの関心についても、「通常であれば、冨安はプレーする機会を与えられていなければ、ほかのクラブが獲得に動くに値する選手だ。25歳はプレミアリーグのどのクラブのスカッドでも強化できる」とし、「アーセナルは冨安を手放す前に、別の3人のDFの売却を好むだろう。DFキーラン・ティアニー、DFオレクサンドル・ジンチェンコ、そしてDFヤクブ・キヴィオルは、冨安の前に手放されるだろうし、それはアーセナルのファンにとっても驚きの決断ではないはずだ」と、伝えた。

 その才能が高く評価されている一方で、負傷癖が難点とされている冨安。コンディションを整え、今シーズンこそは自身の真価を発揮し、より多くの試合に出場できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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