初来日で猛暑、地震、台風…J海外監督が見た異国の地 日本人から「自然への敬意感じる」
浦和ヘグモ監督が定例会見、初来日で自然の力強さを体感
浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督が8月15日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。17日に控える鹿島アントラーズ戦に向け台風7号の接近も伝えられるなか、「暑さ、地震、台風などさまざまなことがあるが、日本人はそれに対処していると思うし、自然への敬意も感じる」と話した。
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日本の南海上では現在、台風7号が日本列島へ向けた進路を取っている。気象庁などの予報では関東地方には16日に最接近するとされ、17日の試合に向けホームチームの鹿島は「8月17日(土)にカシマスタジアムで開催する2024明治安田J1リーグ第27節浦和レッズ戦当日は台風7号の接近に伴い、悪天候が予想されるほか、交通機関などに影響が生じる可能性がございます。8月14日(水)18時時点では予定通り開催する方針です。お客様の安全を第一に考慮し、試合開催に関する情報は随時、クラブ公式サイトおよび公式SNSでご案内いたします」としている。
今季に浦和の監督の就任したヘグモ監督は、日本のみならず北欧以外でのキャリアは初となる。それだけに「スタッフから台風の話も聞くし、ニュースも見る。日本の自然の力強さを感じるし、今は日本の歴史の本を読んでいる」と話した。母国で指導者と並行して教師をしていたこともあるというヘグモ監督は、来日直後となる沖縄県でのプレシーズンキャンプ中にも日本文化を学ぶ意欲を語り「仏教の哲学に惹かれる」とも話していた。
最近では関東地方で震度5ほどの地震も発生していたが、ヘグモ監督は「台風の存在自体が問題ではなく、人間がどう対処するかだと思うけれども、日本には暑さ、地震、台風などさまざまなことがあるが、日本人はそれに対処していると思うし、自然への敬意も感じる」と話している。
一方で、サッカーへの影響という点では「台風によって(16日の)練習ができないことも想定して、今日のセッションでメインのところを済ませている」という対策をしたことも明かした。
浦和は7月6日の湘南ベルマーレ戦で雷雨によりキックオフが遅れた。そして20日の北海道コンサドーレ札幌戦も雷雨により後半のキックオフが大幅に遅れ、8月7日に予定されていた柏レイソル戦は雷雨により試合中止に。ホームゲーム3試合連続で雷雨の影響を受け、今回はアウェーゲームだが台風の接近と、自然の影響を受けている。
日本人にとっても「昨今の異常気象」というワードが自然になるほどの近年だが、来日1年目のヘグモ監督にとって驚きと同時に対処すべき事柄の多さも降りかかっていると言えそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)