本田のライバルがデビューも厳しい寸評が並ぶ「ハンドブレーキを掛けて発進した」

平均点も厳しい寸評が並ぶ

 ACミランに期限付き移籍で加入したイタリア代表MFアレッシオ・チェルチは6日、本拠地サッスオーロ戦の後半20分から新天地でのデビューを果たした。日本代表FW本田圭佑にとっては、この左利きのウインガーが強力なライバルとなる。地元メディアは、そのデビュー戦に及第点を与えながらも、寸評では移籍元のアトレチコ・マドリードで試合勘を失ったことを鋭く指摘されている。「重く遅い」、「ハンドブレーキを掛けて発進した」などと厳しく評価している。試合はチェルチ投入後に失点し、1-2で敗戦を喫している。
 「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は、チェルチに負けた試合では平均的な「5.5」点をつけている。1-1のドローの段階で投入したが、クルバ(ゴール裏)への顔見せだったと厳しい見方をしている。
「サポーターたちのためにピッチに入れた。重く遅い。しかしなぜ、イタリア対アルバニアの試合ではあんなに走っていたのか。半分のチャンスしかなかったが、衝撃はむしろサッスオーロから受けていた」
 昨年11月18日のジェノバで行われたイタリア代表のアルバニア戦では先発出場し、豊富な運動量と仕掛けを披露したが、モルディブでのオフ明けにミランに電撃移籍したウインガーのコンディション不良を厳しく指摘。期待の新戦力よりも、格下サッスオーロの反撃の衝撃がサン・シーロを包んだと指摘している。
 チェルチはシュート1本。前線へのパスは2本成功。ドリブルも1度仕掛けて成功するなど、攻撃で見せ場をつくったデータを紹介している。最高点は先制点を決めたMFアンドレア・ポーリ。最低点はガーナ代表MFマイケル・エッシェン。FWジェレミー・メネズと失点につながるパスミスを犯した主将のMFリカルド・モントリーボは「5.5」点だった。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング