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鈴木彩艶にポテンシャル「負けない」 幹部絶賛…小久保ブライアン目指すA代表への道
「五輪やアジアカップでプレーした時からそうだし、ずっとA代表は夢」
パリ五輪で準々決勝進出に大きく貢献したGK小久保玲央ブライアンが現地時間8月14日、ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)への新加入会見に参加した。A代表にすでに招集されている同世代のGK鈴木彩艶とのライバル関係について「まず自分が一番大事」と話した。
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五輪の男子サッカー競技は23歳以下の選手を原則に、3人までその年齢を超えた選手「オーバーエイジ(OA)」を起用できる。日本は今回、OA枠を使用せずに戦ったが、23歳以下でもFW久保建英(レアル・ソシエダ)のように所属クラブとの関係などから招集できなかった選手もいた。そのうちの1人が、2021年東京五輪でもメンバー入りしていた鈴木だった。
すでにA代表デビューもしている鈴木は、昨夏にイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドからのオファーも伝えられながら、出場機会を重視して浦和レッズからSTVVに移籍。1シーズンプレーし、今季からイタリア1部セリエAのパルマへ完全移籍した。現地メディアでは、移籍金はボーナス込みの満額で1000万ユーロ(約17億円)とも報じられていた。
その後任にあたる形で小久保はSTVVに加入する。立石敬之CEO(最高経営責任者)は「シュミット・ダニエル(ヘント)、鈴木と、ここ数シーズン、日本人GKで戦ってきた。2人とも活躍して代表に入ってくれ、ベルギーでも評価の高いGKになってくれた。小久保選手も負けないポテンシャルがあると思う。試合経験を積んで新しい守護神になってもらいたい」と期待を込める。
一方で小久保は鈴木について「まず自分が一番大事なので、彩艶に追い付くとか追い越すではなく、周りは考えずに自分らしくプレーしたい」とコメント。そして「五輪の前からA代表を目指してきた。クラブで活躍して9月や10月のA代表の活動に選ばれたらいいなと思う。五輪やアジアカップでプレーした時からそうだし、ずっとA代表は夢」と、代表入りへの意欲を示した。
五輪の期間中にはファインセーブを連発し「国防ブライアン」とも称された守護神。鈴木のようにベルギーでの活躍を経て大きなステップアップを果たすことができるのか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)