川崎で続く主力クラスの流出…移籍の潮流抗えず「山田、高井もあるぞ」ファン戦々恐々

川崎フロンターレ【写真:徳原隆元】
川崎フロンターレ【写真:徳原隆元】

主力クラス2人の離脱発表…さらなる流出へ懸念

 J1後半戦に入り、復調気配を漂わせる川崎フロンターレが主力クラス2人の離脱を発表。海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備によるまさかの一報に衝撃が走った。近年繰り返されてきたチーム主軸の流出。歯止めがきかない状況にファンからは戦々恐々の声が漏れている。

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 今季の川崎は開幕から4試合で3敗を喫するなど不安定な戦いぶりが心配されたものの、後半戦に入り7戦無敗(3勝4分)とここにきて復調気配が漂う。そんななかで8月14日、DF大南拓磨とMF瀬古樹が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したことを発表した。

 ともに今季リーグ戦で20試合以上に出場してきた戦力で、この先の巻き返しへ痛手となる流出劇に。今季開幕前にも主力だったDF登里享平(セレッソ大阪)、DF山根視来(LAギャラクシー)、FW宮代大聖(ヴィッセル神戸)らが相次いで去り話題になったが、夏の移籍市場では主力クラスの海外流出が起きた。

 川崎は2021年に主軸を成したMF守田英正、MF三笘薫、MF田中碧、MF旗手怜央が相次いで海外クラブへ移籍し、22年末にはキャプテンだったDF谷口彰悟も流出した。戦力の底上げを図りつつ戦ってきたが、昨年はリーグ戦8位、今季もシーズン前半戦(19試合)時点では14位と苦戦。これらの影響は少なからず成績にも響いているだろう。

 SNS上では近い将来、さらなる流出を懸念する声が噴出。パリ五輪メンバーの19歳DF高井幸大、直近3戦6発と覚醒の感あるFW山田新ら成長著しいタレントたちの名前を挙げ「多分高井もそのうち確実に」「山田、高井、三浦、旭もあるぞ」といった戦々恐々の声が漏れている。

 近年日本人選手の海外移籍が増加傾向にあるなかで、その流れは加速の一途を辿る。各クラブで毎年のように主力クラスの流出が起こる昨今の流れを汲めば、川崎で躍動する主力選手たちの去就動向にやきもきさせられる状況はもはや避けられないのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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