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五輪で号泣後、スペイン戦の映像「見てない」 屈辱を糧に…新星23歳が“見据える先”
小久保玲央ブライアンがシント=トロイデン加入会見を実施
ベルギー1部シント=トロイデンに今夏加入したパリ五輪代表GK小久保玲央ブライアンがオンラインで加入記者会見を実施。今夏のパリ五輪を経て、A代表入りにも期待が懸かる23歳の守護神は「9月や10月のA代表の活動に選ばれたらいいなと思う」と、次のステップを見据えた。
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23歳の小久保は柏レイソルの下部組織出身。安定感抜群のセーブを武器に、パリ五輪ではグループ3試合、準々決勝の計4試合でゴールマウスを守った。先月11日にポルトガル1部ベンフィカから完全移籍でシント=トロイデンに加入。五輪を終えて合流間もないなか、8月11日のリーグ戦でベンチ入りした。
チームは今季開幕から3試合で11失点と守備が安定せず、現在最下位。苦しいシーズンの幕開けとなったが「守備陣がゼロで抑えたら負けることはない。90分あればシュートは飛んでくると思うので、1点でも多く守ることを意識したい」とイメージし、チームへの貢献へ意欲を示した。
今後はクラブでの活躍はもちろん、A代表入りにも期待が高まる。9月から2026年ワールドカップ最終予選が始まるなかで、小久保は「五輪の前からA代表を目指してきた。クラブで活躍して9月や10月のA代表の活動に選ばれたらいいなと思う。五輪やアジアカップでプレーした時からそうだし、ずっとA代表は夢。ベンフィカでも今も練習をしている時も目指しているので早く実現したい。うしろが安定していかないと前進できないので、落ち着きや安定したプレーを仲間に見せ、ビルドアップなども見せていければ」と、胸中を明かした。
五輪では安定感抜群のセービングで、グループ3戦を無失点に抑えた一方、準々決勝のスペイン戦では3失点で完敗。「積み上げたものが叶わなかったことが自分としてもチームとしても悔しくみんな涙したと思う。今はヨーロッパとの差を考える暇はないと思っていて、毎日練習をやり続けること。スペイン戦のハイライトは見られていない。次に次にと、うしろを見ずに前に進みたい」と、さらなる成長を誓った。
ライバルがひしめくなかで、自身が求めるものは誰からにも憧れを持たれる存在。理想のプレーヤーは「いない」とし「自分がそう思われる選手にならないといけないと思う」と力を込めた。
(FOOTBALL ZONE編集部)