海外驚き「監督になったんじゃ?」 38歳日本人スターの影響力…異例の復帰で「ファンを驚かせる」

本田圭佑【写真:産経新聞社】
本田圭佑【写真:産経新聞社】

ブータンプロリーグのパロFCと短期契約、本田圭佑の選手復帰が海外話題

 日本代表としてワールドカップ(W杯)3大会に出場したMF本田圭佑はブータンプロリーグのパロFCと短期契約を交わし、自身11か国目11クラブ目となる新天地でデビューを飾った。英紙「デイリー・スター」は「W杯のレジェンドが11か国目の移籍。まだプレーしているとファンを驚かせる」と世界を股にかけて活躍する本田の動向を報じている。

 38歳の本田は2005年に名古屋グランパスでプロデビュー。2008年にオランダのVVVフェンロ、2010年にCSKAモスクワへと移籍し、さらに2014年にイタリアのACミランへとステップアップを果たした。ミラン退団後にはメキシコ、オーストラリア、オランダ、ブラジル、アゼルバイジャンの各国クラブを転々とし、2021年11月末までリトアニアのスドゥバに所属していたが、同クラブ退団後はフリーとなっていた。

 そして今年7月に所属事務所からブータンプロリーグのパロFCと特別選手として契約したことが発表された。当初は1試合限定の契約とされていたが、本田が8月8日のリーグ戦に出場して新天地デビューを飾り、13日に行われたAFCチャレンジリーグへの出場権をかけたプレーオフのチャーチ・ボーイズ・ユナイテッド(ネパール)戦にもキャプテンとして先発フル出場。ポスト直撃の惜しい直接FK(フリーキック)を放つなど2-1の勝利に貢献していた。

「デイリー・スター」紙は「フットボールマニアなら2010年、14年、18年のW杯でプレーしたこの攻撃的MFのことは、92試合に出場したイタリアの強豪ACミランに所属していた時から知っているだろう」と本田の経歴について触れ、「今、彼はブータン王者のパロFCで復帰する決断を下し、アジアでの名声を生かそうとしている」と伝えていた。

 38歳の本田はおよそ2年半ぶりの選手復帰。ビジネスマン、指導者、解説者などさまざまな顔を持つレフティーの復帰は海外のサッカーファンにも驚きを提供しているようで、SNS上では「ホンダはもう監督になったんじゃないのか?」といったコメントが見られたようだ。

 また、本田は2019年に自身のX(旧ツイッター)でマンチェスター・ユナイテッドに“逆オファー”したことが話題を呼んだが、同紙はそれを踏まえて「今、彼が夢のイングランド移籍を実現させるには遅すぎるかもしれないが、今でもサポーターの間でよく知られた名前であるということを考えると、彼がこれまで行った先で残したインパクトの大きさがよく分かるだろう」と本田が持つ影響力の大きさについて伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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