怪我→離脱続き…日本代表DFに“売却説”浮上 プレミア名門で「キャリア終わる可能性」
膝の怪我で今季開幕欠場が濃厚、コンディションの問題も現地懸念
イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋の周辺が騒がしい。プレミアリーグは今週末に2024-25シーズンの開幕を迎えるが、冨安は負傷のために欠場することが決定的となっている。そうしたなか移籍専門メディア「Football Transfers」は、「アーセナルはDF冨安健洋の売却に前向きだ」と、8月30日までとなっている移籍市場で、冨安がイングランドの名門を離れる可能性を報じた。
昨シーズンも負傷に悩まされ続けた冨安は、新シーズンを万全な状態で迎えることが期待された。しかし、7月に膝を負傷してアメリカで行われたプレシーズンツアーに不参加となり、その後もプレーすることができていない。
そうしたなかで「Football Transfer」は「ガナーズは相応しいオファーを受けることができれば、残りの移籍市場の間に25歳を売却することを考えるかもしれない」と、冨安について報じた。
記事では、「サウジアラビアのクラブが関心を示していることに加え、DFリッカルド・カラフィオーリの交渉の際に、冨安をアーセナルが2021年に買い取ったボローニャに戻すことも検討された。セリエAのクラブは冨安を再獲得してガナーズの新加入選手の穴埋めすることを望んだ。しかし、カラフィオーリの売却で得た資金の多くがFCバーゼルに渡るため、契約は実現しなかった」と指摘している。
また、「ほかの獲得を希望するクラブには、冨安が新たな怪我を負っており、さらに1か月ほど離脱する可能性がある事実が、手を引かせることになるかもしれない」と、即戦力として獲得できない可能性を示唆した。それでも、若手が台頭してくれば、冬の移籍市場ではエミレーツを離れることになるかもしれないと、冨安のアーセナルでの立場が危ういことを伝えている。
アーセナルに加入後、負傷に苦しみ続けている冨安。「冨安は2021年にアーセナルに加入してからふくらはぎの負傷に苦しみ、2023年にも数か月の離脱を強いられる手術が要求される膝の怪我を負った」と、記事では負傷歴を振り返り、「万能なスターのコンディションの問題は、有望なキャリアの妨げとなっており、カラフィオーリの加入でDFを1人放出しようとしているアーセナルでのキャリアが終わる可能性もある」と警鐘を鳴らした。
(FOOTBALL ZONE編集部)