本田に朗報 ユベントスへの移籍話も浮上したアバーテのミラン残留が決定
“恋人”の残留が定位置争いの追い風に
ACミランの日本代表FW本田圭佑の“恋人”の残留が決まった。フィリッポ・インザーギ監督は今季限りで契約満了となり、ユベントス移籍の可能性も浮上していたイタリア代表DFイニャツィオ・アバーテと契約延長で合意に至ったと明かした。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
「アバーテとの契約更新? それは問題ない。確実に残る」と指揮官は語り、2016年から2年契約を延長したことを明らかにした。今季終了後のユベントス移籍の可能性も地元メディアに報じられていたが、ミラン残留で落ち着いた。
故障の影響で11月3日から戦線離脱していた右サイドバックはこの日、後半29分から途中出場で復帰した。アグレッシブな攻撃参加でサイドを制圧してきたアバーテは、今季10試合で4アシストを記録。本田とも良好な連係を築き、オーバーラップからのクロスと果敢なミドルシュートでサイドを制圧してきた。
今季開幕7試合で6得点2アシストと爆発した本田は、9試合連続で無得点と沈黙を続けているが、アバーテの不在もそのパフォーマンスに影を落としていた。
このたび、イタリア代表MFアレッシオ・チェルチはアトレチコ・マドリードから期限付き移籍で加入した。リバプールのU-21スペイン代表MFスソも4年契約で合意に達するなど、アジアカップオーストラリア大会参加中の本田不在の間に、ポジション争いのライバルの加入が次々と決まっている。だが、相性抜群のアバーテの残留確定は朗報といえそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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