遅延行為から両軍選手・スタッフが乱闘騒動 処分対象の判定に日本代表OB見解「あの状態では見れない」
横浜FC×長崎で乱闘騒動…元日本代表MF柱谷氏は「なかなか特定できない」と言及
8月10日にニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ2リーグ第26節の横浜FC対V・ファーレン長崎の上位対決は、0-0のスコアレスドローに終わった。そのなかで、試合終盤には両チームの選手・スタッフが入り乱れての乱闘騒ぎに。長崎のコーチには退場者も出て、日本代表OBは「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がないので、あの状態では見れない」と見解を述べている。
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ボール支配率48%だったホームの横浜FCが、シュート数では14本対6本と差をつけた一戦は0-0で迎えた後半43分、長崎が自陣でボールを拾って攻撃に転じる。
しかし、ブラジル人MFマルコス・ギリェルメがドリブルしようとしたところを横浜FCのMF井上潮音にカットされ、ボールはタッチラインを割る。これを、後半26分に交代してベンチに下がっていた横浜FCのFW髙橋利樹が拾い、ボールをすぐに渡さない遅延行為を見せたことで、マルコス・ギリェルメがヒートアップ。こぼれたボールを持っていた井上の背後から奪い取り、両チームの選手が入り乱れる。
横浜FCのFW櫻川ソロモンがマルコス・ギリェルメの胸を小突き、スタッフも巻き込んだ乱闘騒動に発展。J2にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がなく、上原直人主審は副審、第4の審判員と協議し、髙橋には「反スポーツ的行為」でイエローカードが提示され、長崎の齋藤直幸コーチは一発レッドカードで退席となった。
その後、試合は長崎のスローインで再開されたが、元日本代表MFでJクラブの監督経験もある柱谷幸一氏はスポーツチャンネル「DAZN」の解説で、「VARがないので、あの状態では見れない。(カード対象も)なかなか特定できない」と感想を述べ、実況の齋藤慎太郎氏も「少しヒートアップした部分が出てしまった」と伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)