“疑惑の判定”に「審判は確認してほしい」 日本代表OBが見解…映像見ず判断は「難しい」

福岡・村上昌謙【写真:Getty Images】
福岡・村上昌謙【写真:Getty Images】

栗原勇蔵氏が札幌×福岡のPK献上シーンに言及

 アビスパ福岡は8月10日、J1リーグ第26節で北海道コンサドーレ札幌と対戦し、2-2の引き分けに終わった。1点リードで迎えた後半20分、PKを献上して同点に追い付かれたが、その判定が反響を呼んでおり、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「審判は映像を確認はしてほしい」と注文をつけた。

 8位の福岡は、前半14分にFWシャハブ・ザヘディが獲得したPKを自ら決めて、幸先良く先制した。

 1点リードで前半を折り返したなか、後半20分にスコアが動く。札幌MF近藤友喜がドリブルで敵陣ペナルティーエリア内に持ち込んだところに、福岡GK村上昌謙が飛び出して止めにかかる。この交錯で村上が近藤を倒したとして、山本雄大主審は札幌にPKを与えるとともに村上にイエローカードを提示した。

 福岡の長谷部茂利監督は映像での確認を要求するも、山本主審はオンフィールドレビューを行わず。これを札幌FW鈴木武蔵が冷静にゴール右隅に決めて今季3点目を挙げ、札幌は1-1の同点に追い付いた。

 この判定に対しては、ファンも「これは福岡、可哀想だろ」「これがPK!?」「めっちゃダイブにみえたけどPKの判定変わらないんだ」「そら長谷部監督も怒るよ」といった声が上がった。日本代表OB栗原氏は「この中継映像だとなんとも言えない。審判は映像を確認してほしい」と注文。「(村上が)ボールに触れていないのが気にはなりますけど、相手に当たっていないかどうかの判断は難しいですね。審判は(自分の判断に)自信があったんでしょうね」と見解を述べた。

 試合は後半アディショナルタイム6分にDF亀川諒史のゴールで勝ち越すも、その3分後に同点ゴラッソを被弾して無念の2-2ドローに終わった。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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