“異例の情状酌量”に波紋「納得いかない」 反スポ一発退場も…4→1試合に処分軽減「訳分からん」

レッドカードを提示され退場する神戸のマテウス・トゥーレル【写真:Getty Images】
レッドカードを提示され退場する神戸のマテウス・トゥーレル【写真:Getty Images】

神戸DFマテウス・トゥーレルの処分が決定

 Jリーグは8月9日、J1リーグ第25節で退場したヴィッセル神戸のDFマテウス・トゥーレルの出場停止処分が決定したと発表した。トゥーレルは川崎フロンターレ戦で一発退場になった。規律委員会では1試合の出場停止の処分が決定。通常は4試合の出場停止処分及び罰金となるが、異例の「情状による軽減」が適用された。

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 問題のシーンは0-1とビハインドを背負って迎えた同19分、ゴールキックの場面でピッチに転がり込んでいたボールを、DFトゥーレルが副審の股を通す形でピッチ外へ蹴ると、主審は副審へボールを蹴り当てようとした蛮行と判断し、レッドカードを提示。トゥーレルは両手を広げて呆然とした様子だったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)も介入し、正式に退場処分となった。

 この一発退場はさまざまな議論が巻き起こっていたなかで、規律委員会による処分が決定。「審判員に対する反スポーツ的行為」に該当すると判断されたなかで1試合の出場停止にとどまった理由をJリーグは「処分の決定に際しては、上記基準に則り、4試合の出場停止処分及び罰金を科すところですが、かかる事象を総合的に判断し、情状酌量の余地があると認め、(公財)日本サッカー協会懲罰規程 第12条第1項『情状による軽減』を適用し、懲罰を軽減する」とした。

 日本サッカー協会懲罰規程 第12条「情状による軽減」の第1項は「違反行為が行われた場合においても、その情状において酌量しうる事情があるときは、その懲罰を軽減することができる」と記している。

 ファンの間では「悪意がなくても疑われることをやっちゃいけないってことかな」「一貫性ないと訳分からんくなりそう」「正直納得いかない」「当然指摘される行為とは思う」「なんかしらのペナルティは必要。ただ4試合は重い」などさまざまな意見が飛び交っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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