Jクラブ苦しめた五輪逸材「チート」「ACLに出ちゃいけない」 史上初6戦連発…大会8Gに驚愕

6試合連続ゴールで大会初の記録を作ったモロッコのソフィアン・ラヒミ【写真:ロイター】
6試合連続ゴールで大会初の記録を作ったモロッコのソフィアン・ラヒミ【写真:ロイター】

FWラヒミはエジプト戦で2ゴール

 パリ五輪の男子サッカー競技を戦っていたU-23モロッコ代表は現地時間8月8日、エジプトと3位決定戦を行い6-0の快勝で史上初の銅メダルを獲得した。6試合連続ゴールでこちらも大会初の記録となったFWソフィアン・ラヒミの活躍は、世界中で衝撃が広がっている。

 名門パリ・サンジェルマンに所属するDFアクラフ・ハキミがオーバーエイジ枠(OA枠)で参加していたなか、今大会で最も輝いたのは28歳のラヒミだ。アラブ首長国連邦(UAE)1部アル・アインに所属しており、今年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦で横浜・Fマリノス相手に2ゴール2アシストをマークした記憶は新しい。

 そんなラヒミは、パリ五輪(U-23代表)でも爆発。グループBの初戦でアルゼンチン相手に2ゴールで勝利に導く(2-1)と、続く第2戦ではウクライナに1-2で敗れたものの、PKで連続ゴールをマークする。

 第3戦のイラク戦(3-0)、準々決勝のアメリカ戦(4-0)でもゴールを挙げ勝利に貢献。準決勝で優勝候補のスペインと対戦した際は、あと一歩のところで決勝進出を逃したが貴重な先制ゴールで相手を脅かしていた。

 迎えた3位決定戦。ゴールラッシュを見せたモロッコで2ゴールを決めて見せたのがラヒミだった。1点を先取した3分後、前半26分にクロスに飛び込み頭で合わせて得点。これで6試合連続ゴールを達成し、大会史上初の記録を達成した。後半19分にはスルーパスに抜け出したラヒミが冷静に決めてこの日2点目。今大会通算6試合8ゴールの大活躍で締め括った。ラヒミ以外もエジプトゴールを脅かしたモロッコは、公式記録上枠内シュート6本で6ゴール。決定力の高さを示す結果にもなっている。

 海外サッカーサイト「onefootball」も「モロッコのFWラヒミがオリンピックの得点記録を樹立」と取り上げ「彼はオリンピック記録を樹立し、6試合連続で得点を挙げた初の選手となった」と紹介。FIFA公式サイトも「ラヒミがモロッコに歴史的な銅メダルをもたらす」とその躍動ぶりを称えている。

 SNS上でも、横浜FMを苦しめたラヒミの飛躍に対し「チートキャラ」「もう欧州行け」「なんでW杯メンバーに選ばれてなかったんだろ?」「世界でもトップクラス」「怖さなんてマリサポが1番知ってる」「ACLに出ちゃいけないレベルだった」と驚きの声が広がっていた。

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