アーセナルがプロのスリ集団を雇った訳 “貴重品を盗ませる”「クレイジー」なマネジメントに現地注目
アルテタ監督が選手たち教訓の一環で変わった指導を披露
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部プレミアリーグのアーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が斬新なチームマネジメントを披露したようだ。英紙「デイリー・ミラー」は「革新的だが、クレイジー」と報じている。
アーセナルはプレミアリーグで、2年連続で王者マンチェスター・シティに続く2位フィニッシュ。アルテタ監督の下でチームは着実に成長を遂げており、今季21年ぶりのリーグ制覇への期待は高まる。現地時間8月7日に本拠地エミレーツ・スタジアムで行われたプレシーズンマッチでは昨季ブンデスリーガで無敗優勝を成し遂げたシャビ・アロンソ監督率いるレバークーゼンを4-1で下すなど調整も順調だ。
そうしたなかで、アルテタ監督は奇抜な手法を持ち込み、選手たちの心構えを改めようと取り組んでいた過去が明らかとなった。
米メディア「The Athletic」によれば、アルテタ監督はプロのスリ集団を雇い、食事の合間に選手たちの貴重品を盗ませたという。食事が終わると選手たちにポケットの中を空にするよう指示を出し、そこで選手たちは財布や携帯電話がないことに気付き、驚くことになる。指揮官の狙いは常に警戒と準備をすることの重要性を教えることだったという。
これについて「デイリー・ミラー」紙は「選手たちに貴重な教訓を与えようとした」「確かに革新的だ。だが、間違いなくクレイジーでもある」と伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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