プレミア名門、日本人の扱いは? 新戦力獲得の報道に地元紙指摘「可能性が高い」
リバプールはスビメンディ獲得に本腰、遠藤の立場を考察
イングランド1部リバプールはアルネ・スロット監督が求める新たな“6番”としてスペインのレアル・ソシエダから同代表MFマルティン・スビメンディの獲得に本腰を入れている。昨夏に退団したブラジル代表MFファビーニョの後継者探しにいよいよ終止符が打たれると期待が高まる一方で、立場が危ぶまれている日本代表MF遠藤航の去就については「新しい6番と契約してもクラブに残る可能性が高い」と報じられている。
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リバプールは2023年夏の移籍市場で中盤の顔ぶれが一新した。元キャプテンのMFジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョがサウジアラビアへ渡り、MFナビ・ケイタ、MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン、MFジェームズ・ミルナーなどの経験豊富な選手たちも退団。入れ替わるようにMFアレクシス・マック・アリスターやMFドミニク・ソボスライ、そして遠藤らが加わった。
守備的な役割を一手に担う6番の役割はファビーニョから遠藤へと引き継がれた。日本代表MFキャプテンは適応に時間はかかりながらも、ユルゲン・クロップ前監督からの信頼を掴み取り、シーズン途中から定位置を確保。リーグカップ制覇に貢献した。
それでも、31歳の遠藤は長期的なオプションにはなり得ないとして、さらなる守備的MFの獲得の必要性は常に叫ばれ、そのことは当事者である遠藤自身も認めていた。
そうしたなかで現地時間8月7日には英公共放送「BBC」を代表とし大手メディアが一斉にリバプールのスビメンディ獲得の動きを報じた。さらに移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏もスビメンディの契約には6000万ユーロ(約96億円)の契約解除金が設定されているものの、「交渉は進行中で、リバプールは契約に自信をもっている」と伝えていた。
これを受けて、リバプールの地元紙「リバプール・エコー」も「紆余曲折があり、年を渡って続いた長いファビーニョの代役探しはついに終わりを迎えようとしている」と報じた。中盤の低い位置からゲームを組み立てられるスビメンディはスロット監督が求める素質を持った待望の新戦力として期待は大きい。
一方で、昨季レギュラーだった遠藤はスロット監督の構想外なのではという見方もあり、退団の噂が過熱している。そのなかで、英メディア「Football Insider」は「リバプールは需要のある数人のシニアプレーヤーをチームに残そうとしていている」とクラブの方針について触れ、遠藤については「たとえ新しい6番が来ても、来シーズンはクラブに残る可能性が高い」と残留は濃厚であると伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)