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120億円MFがリバプールにとって「理想的かも」 新体制「謎のターゲット」を現地指摘
スビメンディ、バレラ、デ・ヨングが獲得候補か
イングランド1部リバプールは、昨シーズン日本代表MF遠藤航が中心を担ってきたアンカー(6番)の補強が、今夏移籍市場の大きな議題となっている。いまだ「謎のターゲット」とされるこのポジションの候補3人のなかに、オランダ代表の名手も名前が挙がっているという。
1900万ユーロ(約31億円)でドイツ1部シュツットガルトからリバプールへ加入し、昨季プレミアリーグ初挑戦となった遠藤。ユルゲン・クロップ前監督の信頼を勝ち取り公式戦43試合に出場。2ゴールをマークしたうえ、守備から攻撃へゲームをコントロールするキーマンとなった。
ただ、アルネ・スロット監督体制で始動したプレシーズンでは、今後の立ち位置に変化、または放出の可能性も指摘されている。31歳という年齢や、プレシーズンマッチでのパフォーマンスを含め意見が割れるなか、新たな中盤補強についてリバプール専門メディア「Liverpool.com」は3人の名前を挙げた。
1人目はスペイン1部レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディ。2人目はポルトガル1部FCポルトMFアラン・バレラ、そして3人目の候補が、スペイン1部バルセロナ所属のオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングだという。
代表でも54キャップを経験するデ・ヨングは、昨季は足首負傷で出場はラ・リーガ20試合、UEFAチャンピオンズリーグ5試合、カップ戦5試合に限られていた。それでも記事では「カンプ・ノウを離れることをあまり望んでおらず、それは今でも変わらないかもしれないが、プロフィール的には理想的かもしれない」と指摘する。
「2019年にアヤックスから6500万ポンド(約121億円)で契約したバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨング。スロットは後方から組み立て、相手のプレスを誘い出す際に大胆であることを望んでいる。中盤のダブルピボットに近い形で(アレクシス・)マック・アリスターと並べば、デ・ヨングはチームを押し上げるのに必要なポゼッションの質を提供するだろう」
同メディアはデ・ヨングの才能がスロット体制において“ピタリ”とハマると予想。「ディフェンダーをすり抜けることができ、進歩的な型となる典型的な6番となるスキルを備えている。彼はバルセロナで常にそれを見せてきたわけではないが、解き放たれるべきワールドクラスの選手」と評価しており、2022年にもリバプールが獲得に動いたことにも触れた。
デ・ヨング加入となれば、遠藤の立ち位置にも大きな変化が訪れる。現地報道上は去就も定まらぬなか、リバプールはどういった市場の動きを見せてくるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)