遠藤航が正念場 新監督下での評価を現地指摘「見切ったようだ」「バックアッパーだろう」

リバプール2年目を迎える遠藤航【写真:Getty Images】
リバプール2年目を迎える遠藤航【写真:Getty Images】

スロット監督の下ではレギュラー争いで後手

 イングランド1部リバプールは、新シーズンからアルネ・スロット監督が指揮を執る。現時点で新加入がいないリバプールだが、中盤の補強に乗り出しているという。リバプール専門メディア「Liverpool.com」は、日本代表キャプテンのMF遠藤航が厳しい状況に陥っていると伝えている。

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 リバプールは中盤の補強に動いているが、現時点では選手の加入は発表されていない。記事では、「昨年のリバプールにおける最高の選手は、まだ今シーズンのプレシーズンで一度もプレーしていない。それでもMFアレクシス・マック・アリスターは先週チームに合流した。そしてアルネ・スロット監督の6番として最有力なオプションとなっている」と、守備的MFで起用される可能性を報じた。

 昨シーズンもマック・アリスターは中盤の底でプレーしたが、もう1つ前でプレーしたほうが能力を発揮できていた。しかし、「移籍市場で新たな選手を補強できなければ、現状で彼が最善のオプションだ」とし、「リバプールの中で唯一の守備的MFは遠藤航だ。だが、スロット監督は日本代表のキャプテンを見切ったようだ。彼は夏の最初のプレシーズンマッチでフィットせずに、その後の2試合でメンバーから外れた」と、遠藤の状況を振り返った。

「遠藤はレアル・ベディス戦で先発したが、FWディオゴ・ジョッタの復帰とともにメンバーから外れ、勝利したアーセナル戦ではMFハーベイ・エリオットが中盤に下がった。マンチェスター・ユナイテッド戦ではMFドミニク・ソボスライが起用されて遠藤は出場を逃し、MFカーティス・ジョーンズの助けを受けてMFライアン・フラーフェンベルフまでも6番でプレーした。夏の初め、マルセイユからの遠藤へのオファーは断られた。ロベルト・デ・ゼルビ監督はすでに代役と契約をしたが、31歳はブンデスリーガのクラブからも関心を寄せられている」

 そして、「遠藤はリバプールに残り、スカッドの一員でいることはできるだろう。だが、今出ているサインはそれ以上ではないということだ」として、「昨夏、4年契約を結んだ遠藤はMFモイゼス・カイセド、MFロメオ・ラビアを逃したリバプールにとって短期の穴埋めではなかった。だが、2月に32歳になることで、彼は長期的な展望の選手にはなりえない。ローテーションの選手で、国内カップ戦で起用されるバックアッパーだろうというのが、彼が到着した時の主な見解だった。安価で獲得できた選手にとって決して失望ではなかっただろう。理想を言えば市場が閉まる8月30日までに攻守に絡める守備的MFが市場に現れ、リバプールが獲得に動くことだ。それが起こらなかったとしても、我々が最初に見ているスロット監督の中盤の構成のヒントは明確だ。そして、遠藤は最前線にも中心にもいない」と、遠藤がレギュラー争いで厳しい状況にあるとしていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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