日本人エースが「興味深い」…海外監督絶賛、世界で出色プレー「スペインCB困らせた」
浦和ヘグモ監督、大岩ジャパンの戦いぶりを評価
浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は8月5日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。準々決勝で敗退した五輪代表から帰国したDF大畑歩夢について「いいプレーだけでなく強いメンタリティーも見ることができて良かった」と話した。
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J1リーグは7月20日と21日の週末に行われた第24節を最後に中断期間に入り、8月7日の第25節で再開する。その間に、パリ五輪のサッカー競技が行われた。浦和からは大畑が選出され、左サイドバックの主力としてプレーした。現地時間8月2日の準々決勝スペイン戦に敗れて大会を去ったチームから大畑も浦和に戻り、ヘグモ監督は「本日は別メニューで調整する。本人とも話したが状態は良さそうだし、本人には日本を代表して五輪を戦ったことに誇りを感じていいと話した」とコメントした。
その大畑についてヘグモ監督は「大きく成長している選手の1人であり、五輪代表で非常に良かったと思う。国際的なハイレベルのゲームで強度の高いプレーができていると思う。1対1でスピードを生かして抜き去ることもできる。攻撃のラストサードに参加して数的優位も作っていた。五輪で、いいプレーだけでなく強いメンタリティーも見ることができて良かったと思う。ピッチのあらゆるところでの1対1の守備も良くなってきていると感じる」と話した。
また、日本代表の戦いぶりについて「非常に安定した姿を見ることができた。まとまっていた。攻撃も守備も狙いがハッキリしていたと思う。スペイン戦は負けてしまったが、スペインが困るような場面も作っていたと思う。選手を個別に見ても非常に高いレベルでプレーしている選手がいた。例えば、柏の2人もそうだった。日本人選手の成長が非常にうまくいっている面が見られたと思う」と話したヘグモ監督だが、まさに7日の再開初戦が柏レイソルとの対戦になる。
DF関根大輝とFW細谷真大が五輪に参加した柏だが、特にスペイン戦で際どいオフサイドと判定されたゴールシーンもあった大岩ジャパンのエース細谷について、ヘグモ監督は「スペインのセンターバック(CB)2人を困らせていたと思う。運動量がある。そしてスキルもある。非常に興味深い選手だ」と話していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)