アジアカップ連覇に向けて課題を修正 アギーレ監督がクロスの強化を厳命
クロスの精度アップがカギ
日本代表のハビエル•アギーレ監督は7日、オーストラリアのセスノック合宿でアジアカップ初戦パレスチナ戦(12日・メルボルン)に向けてクロスの精度アップを命じた。
前日を完全オフとした日本代表は、この日の午前、フィジカル中心のメニューとなった。アギーレ監督は、そのトレーニングの最後にクロス練習を導入した。
MF長谷部誠(フランクフルト)は、メキシコ人指揮官の練習の意図を代弁した。
「サッカーの試合の5割くらいはサイドの崩しやクロスからの得点。国内の合宿でもセンタリングがあまり良くなかったし、サイドからの崩しというか。ただ単純に入れるだけじゃなくてボールの精度を求めたい。練習試合もうまくいかない部分があったから。アジアで戦うために、サイドからいかにしっかりゴールを決められるかが重要になる」
サイド攻撃を強調したアルベルト・ザッケローニ前監督もクロスの重要性を常々説いていた。日本代表が抱える課題の一つと言えるだろう。12月29日にスタートした代表合宿でも、4日のオークランド・シティとの練習試合でもクロスの精度を欠いていた。アギーレ監督は、大会連覇に向けて課題修正に本格着手した格好だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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