なでしこ池田監督「いろんな要因がある」 準々決勝で敗退…19歳谷川の欠場理由を説明

なでしこジャパンの池田太監督【写真:ロイター】
なでしこジャパンの池田太監督【写真:ロイター】

120分間の激闘の末に0-1で敗戦「残念です」

 パリ五輪の女子サッカー競技は8月3日、準々決勝が行われ、日本代表「なでしこジャパン」はアメリカ代表に、延長にもつれ込む激戦の末に、0-1で敗れた。過去に39試合対戦し、1度しか勝利していなかった宿敵を相手に120分間の死闘の末に、2大会連続で準々決勝で敗退となった。

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 宿敵アメリカとの対戦は熾烈を極めた。試合序盤から互いに譲らず、前半はスコアレスで折り返した。後半に入っても、なかなか両チームともにゴールが奪えず、終盤まで0-0で進んだ。均衡を破ったのはアメリカ。延長前半終了間際にFWトリニティ・ロッドマンに左足で決められて、先制点を奪われた。

 その後、なでしこは反撃に出たものの、最後までゴールを奪うことはできずに敗戦。選手たちは試合終了の笛と共にピッチに崩れ落ち、涙を流す選手も続出した。試合後、池田太監督は「選手たちの戦い、ハードワーク、それが報われる結果とならなかったことが、残念です。ですけども、最後までファイティングポーズをとって戦ってくれたことは嬉しく思いますし、素晴らしいチームだったと思っています」と選手たちを称えた。

 この日はグループステージ第2戦のブラジル戦で劇的な決勝弾を決めた19歳のMF谷川萌々子がベンチ外に。「怪我、体調不良、いろんな要因がある。このタフな、中2日の試合の中で、いろんな要素が多くありましたし、それでも選手たちは、そのときのやることをしっかりやっていましたので。いろんな皆さんが感じていることはあるかと思いますけども」と語り、コンディション不良があったことを示唆していた。

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