「サッカーにならない」「これだけ逃げれば捕まる」 黒星の名古屋、風間監督が内容に苦言
シュート数は千葉の18本に対して、名古屋は半分以下の8本のみ
今季から名古屋グランパスを率いる風間八宏監督は、11日のJ2第3節敵地ジェフユナイテッド千葉戦で0-2と今季初黒星を喫したなか、チームのパフォーマンスについて苦言を呈している。
千葉戦では、前半44分にDF西野貴治に先制点を叩き込まれると、終了間際の後半アディショナルタイムにはセレッソ大阪の日本代表MF清武弘嗣の実弟であるMF清武功暉に追加点を叩き込まれて万事休した。試合後、風間監督は「正直、自分たちがボールを持っていなければサッカーにならないなという感想の試合でした」と吐き捨てている。
実際、この日のシュート数を比較すると、千葉の18本に対して、名古屋は半分以下の8本のみに終わった。攻撃面で持ち味を発揮できなかった名古屋は、相手に主導権を握られる形で多くのシュートを浴び、2失点して敗れている。
昨季まで率いた川崎フロンターレでは、ボールポゼッションを主体とするサッカーで上位に食い込んでいたが、着任から間もない名古屋ではいまだ土台作りに苦戦を強いられているのが実情のようだ。チームの改善点について、指揮官は「全て」と言い切ったうえで、とりわけ考え方について注文をつけている。
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