ニューカッスル、横浜FM戦の”際どい判定”に抗議 苛立ちの姿も…垣間見えた「勝利への渇望」

ニューカッスルが横浜FMと対戦【写真:ロイター】
ニューカッスルが横浜FMと対戦【写真:ロイター】

ニューカッスルは横浜FMに0-2の敗戦

 イングランド1部ニューカッスルは8月3日、「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」で横浜F・マリノスと対戦し、0-2で敗れた。猛暑下で足が止まる厳しい試合となった一方、フレンドリーマッチという舞台でも、際どいジャッジに抗議を見せ、劣勢の状況に苛立ちを示す勝利への渇望を垣間見せていた。

 7月31日に行われた浦和レッズ戦では自慢の攻撃陣が火を吹き、4-1で快勝を収めたニューカッスル。しかし、横浜FM戦では一転して厳しい試合を強いられることに。前半は一進一退の攻防を演じ、互いに決定的なチャンスを生み出していたなか、前半34分に左サイドを突破されて先制点を献上。後半に入ると、ニューカッスル側に猛暑の影響が色濃く出ることに。後半6分に追加点を許し、足が止まるシーンも目立ち始め、見せ場を作ることができないまま0-2で終了した。

 一方、ニューカッスルの選手たちが判定に不満を見せる場面も。2失点目の場面では、ペナルティーエリア右に流れたボールをMFジェイコブ・マーフィーが身体を入れてゴールキックにしようと試みるも、ゴールライン際でMF小池裕太に入れ替えられ、中央へパスを送られると、フリーで構えていたMF天野純に流し込まれる形となったが、ニューカッスルの選手たちはゴールラインを出ていたと主審へ抗議。際どいジャッジではあったが、最終的に判定は覆らなかった。

 その後も味方の選手が倒されるも、そのまま流された場面では、MFジョエリントンが主審に詰め寄り、苛立ちを露わにしていた。ニューカッスルにとってはコンディション調整と商業目的を兼ね備えたフレンドリーマッチだったとはいえ、どんな試合でも勝利を渇望するスター選手たちの姿勢が垣間見えた場面だった。

(城福達也 / Tatsuya Jofuku)



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