日本の猛暑に大苦戦…ニューカッスルが横浜FMに0-2完敗 スター選手たちの足止まる場面も

ニューカッスルが横浜FMと対戦【写真:ロイター】
ニューカッスルが横浜FMと対戦【写真:ロイター】

ニューカッスルは横浜FMに0-2で敗戦

 イングランド1部ニューカッスルは8月3日、「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」で横浜F・マリノスと対戦し、0-2で敗れた。前半は一進一退の攻防を演じていたものの、時間が経過するにつれ、ニューカッスルの選手たちの足が止まる場面が目立ち始め、猛暑に大苦戦を強いられることになった。

 今夏に行われたEUROで決勝を戦ったイングランド代表のDFキーラン・トリッピアーとFWアンソニー・ゴードンはメンバー外となった一方、FWアレクサンデル・イサク、MFブルーノ・ギマランイス、FWミゲル・アルミロン、MFジョエリントンら主力勢が来日。7月31日に行われた浦和レッズ戦では、圧巻の破壊力を示し、4-1で勝利を収めていた。横浜FM戦では浦和戦でファインセーブを連発していたGKニック・ポープが先発外となった一方、ギマランイスやアルミロンが先発を飾ることになった。

 ニューカッスルは前半10分、ロングフィードに抜け出したFWアレキサンダー・イサクがペナルティーエリア右にボールを運び、フリーで走り込んだMFショーン・ロングスタッフへとパスを送りシュートフェイントを入れて守備陣のタイミングを完璧に外してから右足を振り抜いたが、相手GK飯倉大樹の好セーブに阻まれた。その後は両チームとも一進一退の攻防が続き、互いに決定的なチャンスを演出し始めたなかで迎えた同34分、横浜FMに左サイドを突破されると、DF榊原彗悟のクロスをFWエウベルにダイレクトで叩き込まれ、先制を許して前半を折り返した。

 ハーフタイム明けからは互いにメンバーを入れ替えて臨んだが、後半に入るとニューカッスルの選手たちに猛暑の影響が色濃く出た。後半6分、ペナルティーエリア右に流れたボールをMFジェイコブ・マーフィーが身体を入れてゴールキックにしようと試みるも、ゴールライン際でMF小池裕太に入れ替えられ、中央へパスを送られると、フリーで構えていたMF天野純に流し込まれ、追加点を献上。その後も暑さに選手たちの足が止まるシーンが目立ち、横浜FMが試合を支配する展開に。後半は見せ場を作ることができず、試合はそのまま0-2で終了した。

 イングランド北部にあるニューカッスルは年間を通して気温が低いこともあり、日本の猛暑にとりわけ苦戦している様子が窺えた。試合前に行われた会見でエディー・ハウ監督は「最も厳しいのは暑さ。この暑さの中で動くというのは滅多にない。タフな試合となることはわかっている」と覚悟を示していたが、その言葉どおり、Jリーグ屈指の攻撃力を誇る横浜FMに対し、猛暑を攻略できないまま黒星でツアーを締め括る形となった。

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