フランスが準々決勝でアルゼンチンを1-0で撃破

　パリ五輪・男子サッカー競技で開催国のフランス代表は8月2日、アルゼンチン代表と準々決勝で対戦し、1-0の勝利で準決勝へ駒を進めた。試合終了直後には両チーム取っ組み合いの大乱闘に発展し、ファンからは「何が平和の祭典よ」「何が起こった？」と注目が集まっている。

　3連勝でグループリーグを1位通過のフランスは、2勝1敗で2位通過のアルゼンチンと対戦。試合は開始早々に動く。前半5分、フランスのコーナーキックで、FWジャン＝フィリップ・マテタが頭で合わせて先制に成功する。

　その後は両者一進一退の攻防が続き、後半アディショナルタイム10分が提示される。フランスは攻守も光り虎の子の1点を守り切ったが、試合終了のホイッスルが鳴ると、両軍が乱れ入り、大乱闘に発展した。

　交代してベンチに下がっていたフランスのMFエンツォ・ミローにはレッドカードが提示され準決勝は出場停止となった。この騒動にSNS上でファンからは「何が平和の祭典よ」「何が起こった？」「今回の五輪は揉め事多いな」「荒れすぎでしょ」「プロとして情け無い」「オリンピックなのに悲しいな」と乱闘だけでなく、この試合ではイエローカード計10枚が提示されていたこともり、さまざまな非難のコメントが寄せられている。

　両国はもともと2022年のカタール・ワールドカップ（W杯）決勝でアルゼンチンがフランスを破ってから緊張が高まっていた背景がある。先月行われたコパ・アメリカでアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスがフランスの選手に対して人種差別行為を行ったことで因縁が深まっていた。