日本は準々決勝でスペインに敗れベスト8敗退

　U-23日本代表は現地時間8月2日、パリ五輪サッカーの準々決勝でスペインと対戦し0-3で敗れた。試合直後には主将のMF藤田譲瑠チマや小久保玲央ブライアンが悔しさからピッチで涙を浮かべていたなか、スペインの選手たちが見せた振る舞いに「これ見てるだけで涙出てきそう」「素晴らしい」と話題を呼んでいる。

　グループリーグD組を3連勝で首位通過した日本は、C組を2位通過となった優勝候補スペインと対戦。試合は序盤にミドルシュートを決められリードを許すも、前半40分にFW細谷真大が反転から同点弾を奪った。しかしVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）介入のうえでオフサイドの判定となり取り消しとなった。

　後半にも日本は猛攻を見せ、スペインゴールに迫るもネットを揺らせずにいると、同28分にセットプレーの流れから追加点を奪われ、終盤にもダメ押し弾が決まり、0-3の完敗を喫した。

　試合終了の笛のあとには、藤田や小久保が涙を見せ、他の日本選手たちも肩を落としピッチに座り込んでいたなか、スペインの複数選手たちはそれぞれに駆け寄り声を掛け、背中を叩いて励ますシーンが見られた。

　この姿にSNS上でファンからは「これ見てるだけで涙出てきそう」「もらい泣きする」「素晴らしい」「これが勝者か」「寄り添ってくれるの優しい」「これぞオリンピック」とさまざまなコメントが寄せられている。