広島の下部組織育ちのマルチ 浦和が白羽の矢→古巣対決で「88番」デビュー浮上

浦和に加入した長沼洋一【写真:轡田哲朗】
浦和に加入した長沼洋一【写真:轡田哲朗】

サガン鳥栖から浦和へ完全移籍、27歳MF長沼洋一が全体練習に合流

 浦和レッズは8月3日にサガン鳥栖から27歳MF長沼洋一が完全移籍で加入すると発表した。そして、長沼はこの日のトレーニングから全体練習に合流した。

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 山梨県出身の長沼はサンフレッチェ広島の下部組織から2016年にトップ昇格。モンテディオ山形、FC岐阜、愛媛FCへの期限付き移籍もしながら22年夏までプレーして鳥栖に移籍していた。両サイドをマルチにこなし、ウイングとしてもサイドバックとしてもプレーができる。背番号は今季の鳥栖でつけていたものと同じ「88番」に決まった。

 浦和加入にあたり長沼はクラブを通じて「浦和レッズのファン・サポーターのみなさん、はじめまして。サガン鳥栖から加入することになりました長沼洋一です。シーズン途中での加入ですが、1日でも早く浦和の力になれるよう全力で頑張ります。あの最高なスタジアムで一緒に闘えることを楽しみにしています。応援よろしくお願いします」とコメントしている。

 長沼は発表直後となる3日の全体練習に合流し、フルメニューを消化した。浦和スタッフは、登録の関係から8月11日の鳥栖戦から出場が可能になる見込みだとしている。浦和デビュー戦がアウェーでの古巣対決になる可能性が浮上した。

 浦和は今夏、FW二田理央とMF本間至恩を欧州からの逆輸入で獲得しているが、国内クラブからの移籍加入は長沼が初めて。ペア・マティアス・ヘグモ監督は先週の定例会見で「このウインドーが開いている間に、少なくともあと1人獲得できれば」と話していたが、手薄になっているサイドの補強に手を付ける形になった。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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