大岩剛監督、準々決勝敗退に涙 細谷の同点弾取り消し…スペインに3失点「悔しい結果」

大岩剛監督は選手たちの今後に期待【写真:ロイター】
大岩剛監督は選手たちの今後に期待【写真:ロイター】

「選手たちには次を目指す良いきっかけになってくれればと思います」

 パリ五輪の男子サッカー競技は現地時間8月2日に準々決勝を行い、大岩剛監督の率いるU-23日本代表は仏リヨンでスペイン代表に0-3で敗れた。東京五輪でも準決勝でスペインに0-1で敗れた日本だが、再び欧州の難敵の前に屈した。

 56年ぶりのメダルを目指した日本は、1次リーグを無失点の3連勝で終えてベスト8に進出。しかし、前回大会準優勝のスペインに先制点を許すと、同40分にはFW細谷真大がDFを背負っての反転シュートでゴールを決めたかと思われたが、VARの結果、オフサイドと判定されて痛恨の取り消しとなった。その後、日本もチャンスを作ったが、得点を挙げられず。後半に2点を追加されて0-3で敗れた。

 チームを率いた大岩監督は「選手たちは非常によく頑張ってくれたんで、悔しい結果ですけど、選手たちには次を目指す良いきっかけになってくれればと思います。1試合のなかで我々が支配する時間が比較的に長かった。チャンスがあったなかで決めきりたい、たらればだけど、90分のなかで敗れたことは次につなげたい」と、試合を振り返った。

 ベスト4進出を惜しくも逃す形になった日本だが、唯一オーバーエイジの選手不在で臨んだチームは、強烈なインパクトを大会にも残した。そんなチームについて問われると、大岩監督は言葉に詰まり涙を浮かべ、その様子を察したレポーターが今後に期待することを問い直した。

 指揮官は「この上はフル代表しかない。しっかりそこを目指して選手たちに成長してほしい」と、悔しさをにじませながらも、最後まで選手たちへの期待を口にした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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