背番号「10」が背負う宿命 香川が「常に狙っていきたい」と得点に意欲
原点回帰の香川はゴールを意識
「両サイドでボールを持った時にいいタイミングで裏へと抜け出す。センターラインのところでうまく受けられたらチャンス。あとは自分が走り込んでいけるか。前との連係で崩せるか、(周囲と)そこの話をしている」
そう話す香川は周囲とのコミュニケーションを絶やさない。練習試合でコンビを組んだMF清武弘嗣(ハノーバー)は、サイドライン際まで張ることで、香川の攻め上がるスペースを生み出していた。仲間も背番号「10」の復活を後押ししているのだ。
「中盤ですから、セカンドボールを拾ってシュート。中央に入ったらシュートを意識していく」
ゴールにどこまでもこだわる。それが不振脱出の大きな一歩となるかもしれない。原点回帰した香川が、一度失格の烙印(らくいん)を押されたポジションで自分の色を打ち出す。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2