日本人が「愛すべき」行動 懐疑論→見返した確かな実力…揺れる去就もファン「過小評価だ」
遠藤航は今夏移籍の噂も出たが…
イングランド1部のリバプールに所属する日本代表MF遠藤航は、プレミアリーグで2年目を迎えようとしている。1年で放出の噂も流れるなか、現地時間7月31日に行われたプレシーズンマッチ後には、日本人MFとファンの交流が話題を呼んだ。
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アメリカにツアー中のリバプールは、アルネ・スロット監督体制で始動。スペイン1部ベティスとの親善試合では、現地メディアから遠藤に厳しい見解も出されていた。そんななか迎えた7月31日のアーセナル戦。後半頭から途中出場した遠藤は中盤でデュエルを仕掛け相手のチャンスの芽を摘み取るなど持ち味を発揮した。
リバプール地元紙「リバプール・エコー」も「改善が見られた」と、新チームへのフィットが進んでいる点を伝えたが、試合後のワンシーンには去就も騒がれる日本人へのさまざまな意見が寄せられている。
遠藤はスタジアムに訪れた、自身のユニフォームを持ったファンに近づきシャツにサイン。慣れた手付きで颯爽とその場を去った。SNS上でも「彼は本当に愛すべき人」「過小評価されている」「みんな彼を売りたがっているが、彼はこのクラブをとても愛している」「世界が誇る中盤だ」と愛情を持ったファンの声が多数寄せられる。
その根本は、遠藤が昨シーズン自身の下馬評を覆したパフォーマンスによるものだ。31歳という年齢、プレミア未経験の日本戦士には当初獲得に懐疑的な意見があったものの、徐々に出番を掴み公式戦43試合3ゴール1アシスト。移籍金2000万ユーロ(約32億円)で加入したなか、終盤にはチームに欠かせない汗かき役となっていた。
日本代表のキャプテンとしても名の知れた遠藤が、英国でも人気を博す理由。ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが「彼がチームにいてくれて嬉しい」と語るなど、チームメイトからの信頼も厚い。移籍の話はチーム変革の定石だが、新シーズンの遠藤が再び向かい風を追い風に変化させる姿に期待をしたい。