アマチュア→2年半でJ1の舞台へ 24歳・逸材移籍に驚愕「夢がある」「救世主になって」
7月29日に藤枝から鳥栖へステップアップ
J1サガン鳥栖は7月29日、J2の藤枝MYFCよりMF西矢健人を完全移籍で獲得した。アマチュア登録からJ1へと短期間で成り上がった24歳には、大きな注目が集まっている。
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西矢はヴィッセル神戸のジュニアユース出身。大阪桐蔭高校の一員として、第96回全国高等学校サッカー選手権大会に出場した経歴を持つ。その後明治大学へと進み、2022年より当時JFLだったFC大阪に加入した。
翌年J3へ参入したチームでリーグ20試合1ゴールをマークしていたなか、23年8月よりJ2の藤枝MYFCへのレンタル移籍。24年からは完全移籍となり、23試合2得点を記録する。その活躍が目に留まり、今夏J1を戦う鳥栖へとステップアップした。
アマチュア登録から約2年半でJ1の舞台へ。本人も加入のコメントで「どこにも練習参加に呼ばれず、プロになれなかった大卒時から2年半。ずっと憧れてきたJ1に挑戦することが出来て、素直に嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです」と感極まる思いも明かしている。
「自分のサッカー人生は1度死んだようなものです。恐れる事なく日々チャレンジし続けて、クラブとともに成長していきたいと思います!」
こうしたコメントも含め、24歳の西矢にはファンも「夢がある」「J1残留のキーマンになる」「救世主になってくれ」「雑草魂」「ビックリ」「ハングリー精神も強そう」とコメントし大きな話題に。またかつて所属したFC大阪や、明治大学の「明大スポーツ新聞部」サッカー担当のアカウントでもX(旧ツイッター)上でエールが贈られるなど、その愛される人柄も垣間見える。
2年半でJFL→J3→J2→J1へ。大きくステップアップした西矢には、J1で19位(降格圏)に低迷するクラブの「救世主」となれるのか。鳥栖のリーグ再開初戦は8月7日、第25節の鹿島アントラーズ戦となっている。