谷口、中村のゴールで川崎が今季ホーム初勝利! 開幕2勝1分、リーグ暫定首位に
中村が1ゴール・1アシストの活躍、苦手な柏から勝ち点3を奪う
川崎フロンターレは10日、J1第3節で柏レイソルと対戦し、ホームで2-1と勝利を収めた。
試合開始2分、MF中村憲剛がボックス手前から放った左足のミドルシュートは枠を捉えるも、相手GKが片手で弾き出す好セーブに見舞われた。
しかし、同21分に右サイドのクロスから柏FW武富孝介の強烈なヘディングシュートが川崎のゴールを襲ったが、GKチョン・ソンリョンが間一髪のところで弾き、難を逃れた。
すると同42分、左CKを中村が蹴ると、DF谷口彰悟が高い打点で合わせ、ゴール右隅に流し込み先制点を奪うことに成功した。
さらに同アディショナルタイム、相手DFのミスを突いたMF阿部浩之がボックス内でボールを奪うと、中にグラウンダーのクロスを供給。中央で構えていた中村がそれを冷静に右足で流し込み、立て続けに追加点を挙げた。
2点リードで前半を折り返した川崎だが後半15分、右CKを与えると、FWクリスティアーノのクロスに武富が合わせ、接触してコースの変わったボールはゴール右隅に吸い込まれ、1点差となった。
一方、同25分には高い位置で中村が、瞬発的な仕掛けで柏DF中山雄太を振り切ると、中山はたまらず中村を転倒させてしまう。主審は決定機阻止の判断で一発退場処分を下し、川崎が数的有利となった。
柏の攻勢に遭っていた川崎だったが、10人相手となったことで落ち着きを取り戻し、自分たちのペースで試合を進めてそのまま試合終了。2015年に1-4、2016年に2-5と、直近の2年間で川崎はホーム柏戦で3点差の大敗を喫していたが、苦手な難敵を相手に勝負強さを示し、今季ホーム初勝利。これで川崎は開幕2勝1分でリーグ暫定首位と好スタートを切っている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images