浦和の“7番”が1年越しに初出場も…ニューカッスルに4失点完敗 引退表明の興梠もプレー
1-4でニューカッスルに敗れる
J1の浦和レッズは7月31日にニューカッスル(イングランド1部/プレミアリーグ)との「Jリーグインターナショナルシリーズ2024」と銘打たれた親善試合に臨み、1-4で敗れた。
浦和はリーグ戦の中断期間に約1週間のオフを取り7月28日に再始動したばかり。一方のニューカッスルは新シーズンに向けてのプレシーズンツアーであり、この日の浦和戦と8月3日の横浜F・マリノス戦を行う。
埼玉スタジアムで行われた試合は前半2分、ニューカッスルが中盤からスルーパスを出すと抜け出したFWアレクサンダー・イサクがドリブル突破。一度は浦和DF渡邊凌磨がストップするも、その瞬間の競り合いに勝ったイサクがそのまま右足を振り抜いて先制ゴールを奪った。
しかし、浦和も数多くのチャンスを作る展開に持ち込み、まずは前半23分に左サイドのスペースに抜け出したFW松尾佑介の速いクロスをFW二田理央が合わせ同点ゴール。さらにMFサミュエル・グスタフソンのパスに反応したDF石原広教が倒されPKを獲得する。しかし、ここでMF伊藤敦樹のシュートはGKニック・ポープに弾かれ、こぼれ球に詰めたMF大久保智明もゴール前でパスを選択し相手に守り切られてしまった。
逆に前半45分、自陣のスローインから伊藤のところでボールロストがあった浦和はそのまま運ばれ、最後はMFジェイコブ・マーフィーに流し込まれ1-2で前半を終えた。
後半に向け浦和は6人の選手を交代し、ニューカッスルも2人が交代。その立ち上がり2分、左45度の位置から切り返しでシュートコースを作ったマーフィーが左足シュートを決めニューカッスルに3点目が入った。さらに後半13分、ニューカッスルはショーコーナーの流れからDFルイス・ホールがミドルシュートを放つと浦和DF佐藤瑶大が頭で触りコースが変わったボールはそのままゴールに吸い込まれた。
後半15分に両チームは再び多くの選手を代え、その後に浦和はMF本間至恩を後半から出場のMF中島翔哉に代えて入れるなど、前日会見でペア・マティアス・ヘグモ監督が「明日の試合ではほとんどの選手が出場することになると思います」と話したとおりの起用。ラスト10分ではさらに交代の交代で、この日に今季限りの引退を表明したFW興梠慎三や、昨夏の加入から公式戦に出場できていないFW安部裕葵らを投入した。
試合はニューカッスルが4-1とリードをした後はそれほどテンションが上がらず、そのままのスコアで終えた。ニューカッスルは横浜FM戦を終えて新シーズンの開幕に備え、浦和は8月7日のJ1再開初戦の柏レイソル戦に備えていく。
(FOOTBALL ZONE編集部)