浦和での「唯一の心残り」…引退表明の興梠慎三「14連勝したらまだ優勝する可能性もある」

引退を発表した興梠慎三【写真:徳原隆元】
引退を発表した興梠慎三【写真:徳原隆元】

今季限りで現役引退を表明

 浦和レッズのFW興梠慎三は7月31日、今季限りで現役引退すると発表。埼玉スタジアムで開かれた会見では、数々のタイトル獲得へ貢献した一方で「唯一の心残り」にも言及している。

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 興梠は鵬翔高校から2005年に鹿島アントラーズ入り。鹿島では国内三冠の獲得に貢献し、13年に浦和へ移籍する。不動のエースとして君臨し、クラブのJ1最多ゴール記録を塗り替えた。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の2回優勝、ルヴァンカップと天皇杯優勝に貢献。22年は期限付き移籍で北海道コンサドーレの一員としてプレーした。一方で、浦和においてリーグ戦の年間制覇は果たしていない。

 今年38歳となった興梠は、引退を決めた理由について「自分の力ではチームを勝たせられないというのが正直な気持ち」と引退理由を語ったうえで「たくさんJリーグで優勝するチャンスはあったけど、最後の最後で取れなかった。唯一取れなかったJリーグのタイトルが心残りです」と、素直な悔しい思いも吐露している。

 今季は残り14試合。現在浦和は勝ち点33(9勝6分9敗)の10位。首位のFC町田ゼルビアとは勝ち点差が16離れている。興梠は「まだ残り14試合ある。14連勝したら、まだ優勝する可能性もあると思います。それをあきらめずに頑張っていきたいと思います」と笑顔で意気込みを語っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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