“10人入れ替え”で敗戦「大きな痛手だ」 まさかの日本戦…スペインは「落ち込んでいる」

エジプト戦で失点するスペイン代表【写真:ロイター】
エジプト戦で失点するスペイン代表【写真:ロイター】

グループ最終戦のエジプト代表戦で1-2敗戦

 パリ五輪サッカー男子でスペイン代表は、現地時間7月30日に行われたグループリーグ第3節エジプト代表戦で1-2と敗れ、C組2位で決勝トーナメントに進出した。準々決勝では日本と対戦するが、グループ最終戦に敗れたなかで次戦への警戒心を強めているようだ。スペイン紙「マルカ」が伝えている。

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 第3節を前にスペインは開幕2連勝で準々決勝進出を決めていた一方、エジプトは初戦でドミニカ共和国と0-0で引き分けていたため、決勝トーナメント進出を決められていない状況だった。迎えた第3節の対戦、引き分け以上で首位通過の決まるスペインは、2点を先行される展開になると、試合終了間際に1点を返すのが精いっぱい。1-2で今大会初黒星を喫し、2位通過となった。

 スペインの唯一のゴールを決めたFWサム・オモロディオンは、「僕たちは首位でグループを通過したかったから、とても落ち込んでいるし、大きな痛手だ。でも、やるべきことを続け、準々決勝のことを考えなければいけない。引き締めて、すべてを出し切らないといけない」と、準々決勝に向けて気持ちを切り替えた。

 エジプトの2点目につながるミスをしたDFジョン・パチェコも「彼らは僕たちよりも良かったし、チャンスの数も相手が多かった。それに加えて僕たちがプレゼントをしてしまった。例えば2点目は僕からのプレゼントだった。切り替えも連係も遅かった。彼らは正当に僕らを倒した」と、この試合でのミスを認めつつ「でも、このチームは何も欠けていないと思う。次の試合、僕たちは立ち上がって、戦い、勝利に向かう」と、日本との対戦が決まる前に準々決勝へ闘志を燃やした。

 エジプト戦で、第2節のドミニカ共和国戦からMFアイマール・オロス以外のすべての選手を入れ替えたサンティ・デニア監督は、「これまでの経験からも、このような大会では第3戦がチームを組み立てるうえで、とても難しい。これは私からの18人プラス4人の全員を信じているというメッセージだ。不調を感じているジョアン以外、全員が出場したわけだからね」と、グループリーグでGKジョアン・ガルシアを除く21選手がプレーしたことを前向きに捉えた。

 そして「ここからどれだけ彼らを回復させてあげられるか、改善できるかは、私次第だ。私はまだ彼らを信じている。挫折を味わうとしたら、最初の段階でなければいけないんだ」と、指揮官はグループリーグでの敗戦を気に留めていなかった。

 グループリーグを3戦全勝、無失点で終えた大岩ジャパン。エジプト戦で黒星を喫して、気を引き締めてくるであろうスペインは、極めて難しい対戦相手と言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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