決勝弾直後にあった感動の光景「ブライアンやめてくれ」 佐藤恵允を襲った熱烈な祝福
細谷の決勝ゴールの直後、小久保に熱烈に抱きしめられていた佐藤
パリ五輪の男子サッカー競技は現地時間7月30日、グループリーグ最終戦が行われ、U-23日本代表はイスラエル代表に1-0で勝利した。後半アディショナルタイムのFW細谷真大の決勝ゴールをアシストしたMF佐藤恵允は試合後、苦笑いで「ブライアンやめてくれ、と思いながら」と笑い、ゴール後にあったGK小久保玲央ブライアンからの祝福を振り返った。
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決勝ゴールは後半アディショナルタイムに入って生まれた。途中出場のMF藤田譲瑠チマから絶妙なスルーパス。これを受けた佐藤が中央へと折り返すと、待ち受けた細谷が右足で豪快にゴールネットを揺らした。佐藤にとっては大会初アシストとなった。
この結果を盛大に祝福してくれたのが小久保だった。ゴール直後、歓喜の輪に加わった守護神は佐藤を思い切り抱きしめ、しばらく離さなかった。「なかなか結果が出ない中だったので、アジアカップでも。そういう意味でブライアンもすごく祝福してくれた」と佐藤は振り返る。
自陣からゴールライン付近にできた歓喜の輪に走って加わった守護神に佐藤は「びっくりした。後ろを見たらでっかいのがここ(目の前)まで……」と語り「本当は水を飲みたかったけど、ずっとこうやられて。ブライアンやめてくれと思いながら」と笑う姿に、日本代表の雰囲気の良さが表れた。
今大会で「SixTONES」のジェシーといとこであることを公表し、話題となっていた佐藤。優勝候補の一角と目されるスペイン代表と準々決勝で対戦することが決まり「相手に不足はないので個人的にはわくわくする。東京五輪で負け、練習試合でも負けているので借りを返すという意味でワクワクしている」とリベンジに燃えていた。