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伊地元紙がセリエA最高給イレブンを選出 各国リーグとは年俸格差も
かつての世界最高峰リーグも今は昔
セリエAは、クリスマス休暇を終えた6日、後半戦の幕を開ける。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は最も給料の高い11人を選出している。
システムは4-3-3。GKはユベントス守護神ジャンルイジ・ブッフォンで、年俸400万ユーロ。DFは右からコロンビア代表で昨年のワールドカップでブラジル代表FWネイマールを負傷させて物議を醸したナポリDFフアン・スニガが年俸320万ユーロ。ユベントスDFジョルジオ・キエッリーニで350万ユーロ。ACミランDFフィリップ・メクセスは400万ユーロ。今季マンチェスター・ユナイテッドから加入したユベントスDFパトリス・エブラが250万ユーロと並んだ。守備陣は首位ユベントスから3人、ナポリ、ミランがそれぞれ1人となっている。
続いて中盤は、ユベントスのMFアルトゥーロ・ビダルが400万ユーロ、同MFアンドレア・ピルロが380万ユーロ、ローマのMFダニエレ・デ・ロッシが650万ユーロとなっている。
3トップはユベントスFWカルロス・テベス(450万ユーロ)、フィオレンティーナのFWマリオ・ゴメス(425万ユーロ)、ナポリのFWゴンサロ・イグアイン(550万ユーロ)という並びになった。
首位ユベントスが最高給イレブンに6人も選出されている。セリエA最高給選手がデ・ロッシの650万ユーロとなっているが、かつてインテルやACミランなどで活躍したパリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの年俸は1500万ユーロ。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの年俸は2000万ユーロとなっている。
1990年以降、世界最強リーグの異名をほしいままにしたセリエAだが、ここ数年はイタリア国内の不景気により、クラブとリーグの経営状態も悪化。スター選手に対して破格の年俸を支払うことが難しくなっている。リーガ・エスパニョーラと最高年俸選手の給料格差が3倍以上にも開いているセリエA復権への道のりはまだ険しそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images