なでしこ逸材が「国の歴史に名を残した」 パリ五輪“救世主”へ…開催国も驚嘆「天才的な閃き」

劇的ゴールを決めた谷川萌々子【写真:早草紀子】
劇的ゴールを決めた谷川萌々子【写真:早草紀子】

女子サッカーのブラジル戦の谷川萌々子をフランスメディアも絶賛

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のMF谷川萌々子は、現地時間7月28日に行われたパリ五輪グループリーグC組の第2節ブラジル戦(2-1)に途中出場し、同点につながるPK奪取とロングシュートでの決勝点をマークする活躍で日本を勝利に導いた。開催国フランスのメディアは「間違いなく国の歴史に名を残した」「天才的な閃き」とそのパフォーマンスを称賛した。

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 日本はブラジルを相手に前半にPKの決定機を得たが、FW田中美南のキックはGKに防がれて先制のチャンスを逃した。その後、後半に先制を許し、1点ビハインドのまま終盤を迎えたなかで、谷川の仕掛けからこの試合2度目のPKを獲得。これをキャプテンのDF熊谷紗希が決めて追い付くと、後半アディショナルタイムには19歳の谷川がロングシュートをブラジルゴールに叩き込んで逆転勝利を飾った。

 フランス紙「Ouest-France」は途中出場からなでしこジャパンを救った谷川の活躍を「間違いなく彼女の国の歴史に名を残した。この日本人は非常に重要かつ見事なゴールを決め、チームを勝利に導いた」と伝えた。特にこぼれ球を躊躇なくダイレクトで蹴り込んだ決勝点については「天才的な閃き」と絶賛していた。

 一躍注目の的となっている谷川。決勝トーナメント進出が懸かる第3戦のナイジェリア戦でのさらなる活躍に期待がかかる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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