日本人DFの負傷は「最悪のタイミング」 ドイツ名門の悩める議題を海外指摘「売却する?」
バイエルン新加入の伊藤は親善試合で中足骨骨折の重傷を負う
ドイツ1部ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに加入した日本代表DF伊藤洋輝は、現地時間7月28日に行われたドイツ4部相当のFCデューレンとの親善試合(1-1)で負傷し、中足骨骨折の重傷を負った。最終ラインの一角を務めることが見込まれていた伊藤の離脱によって、夏の移籍市場でのバイエルンの動きに影響がある可能性を米経済誌「フォーブス」が報じている。
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イングランド1部(プレミアリーグ)トッテナムなどからも関心を持たれていた伊藤は、今夏の移籍市場でドイツ1部シュツットガルトからバイエルンに2350万ユーロ(約40億円)の移籍金で加入したと報じられている。最終ラインの中央と左サイドバックを務められる伊藤の加入について、記事では「契約解除金のおかげで、わずか2350万ユーロで補強できた」と、割安の移籍だと伝え、今季終了後の契約満了とともにスペイン1部(ラ・リーガ)レアル・マドリード行きが濃厚とされるカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスの後釜として期待されているとした。
アメリカでのツアーの後には、韓国ツアーも行うバイエルン。伊藤が負傷をした際には、チームはセンターバックの補強として、ドイツ1部レバークーゼンのDFヨナタン・ター獲得に乗り出している最中だった。しかし、レバークーゼンはスポーツ・ダイレクター(SD)のサイモン・ロルフ氏が「彼の価値に見合う、受け入れられるオファーは届いていない。彼は私たちにとって重要な選手であり、何も話すことはない」とコメントしており、ターが移籍する可能性は高くなさそうだ。
バイエルンは現在、モロッコ代表DFヌサイル・マズラウィやオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの移籍交渉をイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドと行っていると伝えられている。マズラウィとの交渉が間もなく合意に達すると報じられているが、デ・リフトについては伊藤の負傷によって残留する可能性が出てきたようだ。
記事では「バイエルンはオランダ人の高額な給料を減らしたいが、ターの交渉が決裂し、伊藤が負傷したため、彼らはデ・リフトを売却するか? ドイツ紙『ビルト』はデ・リフトが残留するかもしれないと伝えている。すでに非常に忙しい移籍市場となっているが、これが最新のもつれである。いずれにせよ伊藤の負傷は選手にとっても、クラブにとっても、最悪のタイミングで起こった。特にドイツサッカー界での地位を取り戻したいバイエルンにとって」と影響を伝えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)