Jリーグを襲う“猛暑” 選手も思わず本音「しんどい」…外国人監督も警鐘「慣れないと」

浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が言及【写真:徳原隆元】
浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が言及【写真:徳原隆元】

ヘグモ監督は猛暑のなかトレーニング開始時間を早めていると明かす

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は7月31日に埼玉スタジアムで行われるニューカッスル(イングランド)との国際親善試合に向けた前日会見をオンラインで実施。猛暑下でのトレーニング開始時間を早めていると話した。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 浦和は7月21日にJ1リーグ第24節の北海道コンサドーレ札幌戦(3-4)を終え、約1週間のオフを取って28日にトレーニングを再開した。ヘグモ監督は「少し時間を早め、コーチングスタッフが7時30分からミーティングし、選手も8時20分からミーティングを始めている。今日は9時少し前に(ピッチでのトレーニングが)始まったが、曇っていたこともあり状況は悪くなかった。選手たちが個別にも暑さに慣れないといけないが、彼らはしっかり順応していると思う」と話した。

 しかし、28日のオフ明け初日は午前、午後の二部練習が実施されたが、午前練習後にベテランDF宇賀神友弥がSNSに「練習終わったけどさ、、、この暑さでサッカーってしていいの?笑」と投稿して話題になった。

 午後練習の終了後に行われた取材対応で、宇賀神は改めて「しんどいですよ。早い時間でも、きついっていうかもう危ないですね。湿度も高いですからね。空気が喉を通っていかない」と状況について話す。自身は「その中でどれだけできるか、強い意志を持って、どれだけできるかっていうことと、与えられた環境でやるしかないので、選手にも『やるんだったら、元気でやろうぜ。だらだらやって、やらないでいいんだったら、やらなきゃいい。でもやるんだからこの環境で決まっているんだから、だったら元気でやろう』っていうのは言ってます」とも気丈に話した。

 ヘグモ監督は、この中断期間中からシーズン後半戦に向け「今までの8割方の時間を割いて自分たちが攻撃を仕掛け、失ったら前から奪うことに取り組んできた。ローディフェンスをしなければいけない時間は短いだろう。だが、その部分の改善は必要だと思う。しっかりまとまった形で、引いて守らないといけない時もゴールを守れるようにしなければいけない。その部分には今後、練習でもより時間を割くことになる」と話したが、酷暑の中で選手の健康を第一にしながら、集中力と練習効率をどう保っていけるのかもカギになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング