“日本の猛暑”に驚愕「サウナの中のよう」 北欧出身、来日プレミア戦士の本音「酷かった」
トッテナムMFクルゼフスキがクラブ公式サイトで日本を暑さについて語る
J1浦和レッズの36歳MF宇賀神友弥が7月28日、自身のX(旧ツイッター)で「この暑さでサッカーってしていいの?」と訴えた。健康に影響を及ぼす危険な暑さの中でのトレーニングに一石を投じた形だが、ジャパンツアーで来日していたイングランド1部トッテナムのスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキも、「サウナ」のようだと日本の暑さに驚きのコメントをしていた。
日本は連日猛暑が続くなかで、7月28日の関東地方は高気圧に覆われ、朝から強い日差しが照りつけ厳しい暑さとなった。浦和の練習場がある埼玉県さいたま市は36度の猛暑日となり、気象庁からは熱中症警戒アラートが発動されたなか、チームはオフ明け初日に非公開で午前中から練習を実施した。
宇賀神は午前練後、「練習終わったけどさ、、、この暑さでサッカーってしていいの?笑」とXに投稿。今年でプロ15年目、百戦錬磨のベテランもあまりの暑さに身の危険を感じたようで、酷暑の中でトレーニングをすることに対する訴えは反響を呼んだ。
7月27日にヴィッセル神戸と親善試合を行うために来日したトッテナムのクルゼフスキも、日本の暑さは想像以上だったようだ。23日に日本入りし、国立競技場で行われた神戸戦は19時キックオフのなかで、気温32.1度、湿度59%と記録されている。
クルゼフスキはクラブ公式サイトのインタビューで日本の暑さの中での練習について問われ、「最初のトレーニングの初めの2分間は、今までやったどのトレーニングよりも(暑さが)酷かった。サウナの中でトレーニングしているようだった」と率直な感想を述べている。
猛暑下でのプレーは命を脅かす危険性が伴う。近年、夏場の屋外スポーツの在り方は見直されつつあり、高校総体では酷暑対策のため、今年度から男子サッカー競技は冷涼な福島県「Jヴィレッジ」での開催に固定される。こうした状況もあるだけに、宇賀神だけでなく、欧州出身のクルゼフスキの感想も今後の参考となるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)