なでしこ19歳の逆転弾は「見事な一撃」 劇的展開をFIFAも絶賛「最もドラマチック」

なでしこジャパンが試合終盤に2ゴールを決めて逆転勝利【写真:早草紀子】
なでしこジャパンが試合終盤に2ゴールを決めて逆転勝利【写真:早草紀子】

「なでしこは最もドラマチックな方法で最初の勝ち点を獲得した」

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、7月25日に行われたパリ五輪の女子サッカー競技のグループリーグ第2節でブラジル代表と対戦し、後半アディショナルタイムに2点を挙げて2-1で勝利した。国際サッカー連盟(FIFA)も「終盤に反撃の日本がブラジルに衝撃を与える」と、この試合を報じている。

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 日本は前半ATにPKを獲得するも、FW田中美南のシュートは相手GKにキャッチされて先制点を挙げられなかった。逆に後半11分にFWジェニフェルに先制ゴールを決められて、ビハインドを背負うこととなる。

 このまま試合終了かと思われた後半43分、日本は途中出場の19歳MF谷川萌々子がエリア内でドリブルを仕掛けて、相手のハンドを誘発。この試合2度目のPKをDF熊谷沙希がゴールに決めて同点に追いつく。さらに谷川がブラジルGKの頭上を抜くシュートを決めて一気に逆転した。

 FIFAは公式HPで「日本は後半アディショナルタイムに2つのゴールを挙げて、パリで信じがたい2-1の逆転劇を演じた。なでしこは最もドラマチックな方法で、女子サッカー競技の最初の勝ち点を獲得した。熊谷紗希と谷川萌々子がゴールを決めてヒーローになった」と、この日のハイライト的な試合として扱った。

 さらに「日本に2つ目のPKが与えられて熊谷紗希が落ち着いてインサイドのシュートをGKロレーナの逆に決めたアディショナルタイムまでは、ブラジルの先制点が決勝点になると思われた。だが、スタジアムにいた誰もが息を整えられる前に、谷川萌々子が守備のミスを逃さずに25ヤード(約23メートル)の見事な一撃を南米のチームのゴールネットに突き刺した」と、衝撃的な日本の逆転勝利を伝えている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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