なでしこ19歳が「日本の英雄となった」 対戦国ブラジルが劇的弾に脱帽「度肝を抜くゴール」
日本がブラジルに2-1で逆転勝利
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間7月28日、パリ五輪・女子サッカーのグループリーグ第2節でブラジルと対戦し、2-1で劇的な逆転勝利を飾った。後半35分から途中出場し、劇的な逆転劇の立役者となった19歳MF谷川萌々子へ、ブラジルメディアは「日本の英雄となった」と、称賛の言葉を送っている。
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初戦のスペイン戦で1-2と逆転負けを喫した日本は、DF清水梨紗が試合中の負傷によりチームを離脱するなど、厳しい状況に陥っていた。ブラジル戦も0-0で迎えた前半アディショナルタイムにPKを獲得するが、FW田中美南のシュートはコースが甘く、相手GKにキャッチされてしまう。さらに後半11分には相手FWジェニフェルに先制点を決められ、終盤に差し掛かっても攻め切れず、敗色濃厚な展開となっていた。
しかし、ドラマは試合終了間際に待っていた。後半アディショナルタイム2分、再びPKを獲得し、キッカーを務めたDF熊谷紗希が決めて同点に。そして同アディショナル6分、敵陣にこぼれたボールに谷川がダイレクトで右足を振り抜くと、鋭い弧を描いたロングシュートがゴール左に突き刺さり、勝ち越しゴールを決めた。試合はそのまま2-1で終了した。
劇的な幕切れとなったなか、ブラジルメディア「ESPORTES.R7」は、「痛恨!ブラジルはアディショナルタイムに2失点で日本に逆転負け」と見出しを打ち、「後半35分に投入された谷川が日本の英雄となった。後半47分に同点弾となるPKを獲得し、後半51分には度肝を抜くゴールを決めた」と、対戦国ながら称賛の言葉を送っていた。日本は決勝トーナメント進出を懸けグループ最終戦でナイジェリアとの対戦を控えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)