三笘薫「プレミアで今後どれだけプレーできるかは分からない」3年目で明かす慎重な姿勢と決意
三笘はブライトン日本ツアーの2試合を終えた
イングランド1部ブライトンは、7月28日に国立競技場で東京ヴェルディと親善試合を実施。鹿島アントラーズ戦(5-1)に続き、日本代表MF三笘薫は先発出場して見せ場を作った。試合後の会見では「1試合目に比べて、選手たちに疲労の色も見えましたし厳しい試合でしたが最低限の結果は得られました。難しい相手に対して良い面も悪い面もありましたが、2試合勝てて良い弾みになったと思います」と、日本ツアーを振り返った。
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三笘のコンディションについて、ファビアン・ヒュルツェラー監督は「すでに練習でもすべてをこなしているし、もう100%だと感じている」と言及したが、三笘自身は「まだまだ100%にはいっていない」と、それを否定する。
腰の具体的な状態について「今回のプレシーズンの中では問題なくできたが、シーズン中は違う負荷もかかってきますし、腰だけではなく違う怪我のリスクもあるので、それも去年怪我をした経験を踏まえてしっかりと対応していきたい」と、慎重に対応していくとした。
そして「プレミアリーグの開幕までに、もう一個ギアを上げていかないと厳しいなと感じています。監督が求めるレベルとこの気候のなかで、僕が違いを出せる部分はまだまだ出し切れていないので、それをしっかり準備したい。シーズンは長いので、1試合の結果よりも長いシーズンを考えて、徐々にコンディションを上げながら、ピークを最後に持っていけるようなコンディション作りをしていきたい」と、シーズン後半戦を棒に振った昨季のリベンジを誓った。
プレミアリーグでの3シーズン目を迎えることになる三笘だが、開幕節でエバートンと戦った後、第2節でマンチェスター・ユナイテッド、第3節でアーセナルという相手との試合が続く。対戦を楽しみにしているチームや選手について聞かれると、「開幕から本当に厳しい試合が続き、上位との試合が続くなと思っています。どのチームもレベルが高いのがプレミアリーグですし、1つのチーム、1人の選手というよりも、毎試合、非常に刺激的で、自分のレベルを測りながら、それでも勝っていかないといけないところ」と、特に具体的な名前は挙げなかった。
そのうえで、「本当に楽しみながら、素晴らしいところでプレーできていますし、今後どれだけプレミアリーグでプレーできるかは分からないので、それを噛みしめたい。ただ、やっぱりビッグ6であったり、強いチームはやっているなかでも違う雰囲気があったり、違った質を感じるので。そこでしっかり1対1で勝利したり、チームとして勝てるように準備をしていきたい」と、プレミアリーグで戦う選手として意気込みを語っている。
(河合 拓 / Taku Kawai)