大岩J逸材アーセナル行き「可能性ある」 1.5億→市場価値上昇も?…海外指摘「検討されるべき」
今夏五輪で躍動、アーセナル補強候補にMF三戸舜介を海外ピックアップ
イングランド1部アーセナルは昨季、2年連続でプレミアリーグ2位となった。4連覇中の王者マンチェスター・シティに対抗すべく、今夏の移籍市場でも大型補強の噂があるなかで、英紙「デイリー・ミラー」は注目の補強候補として日本代表MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)の名前を取り上げた。
現在までに決まっているアーセナルの今夏の移籍は、昨季ブレントフォードから期限付き移籍していたGKダビド・ラヤの買取オプションを行使して完全移籍に移行した1件のみ。ボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの獲得も間近に迫っており、最終ラインの強化は実現する公算は大きいが、補強ポイントとして指摘されて久しいストライカーやワイドアタッカーの移籍はまだ進展していない様子だ。
そうしたなかで「デイリー・ミラー」紙はパリ五輪に出場している若手の注目選手を5人ピックアップし、「ガナーズがパリからリクルートする可能性のある選手」として特集。その中で「過去にはリオネル・メッシとも比較されたことがある」とU-23日本代表FW三戸の名前も挙がっている。
三戸は5-0で勝利したパリ五輪グループリーグ初戦のパラグアイ戦で2得点をマーク。エリア内でパスを受けて冷静に右足で決めた先制点と、左からのクロスにダイビングヘッドに合わせる貴重な追加点を挙げて勝利に貢献していた。
「この日本人ウインガーはスパルタ・ロッテルダムに加入する前の昨年10月に行われ、日本が5-2で勝利したU-22アルゼンチン代表戦でそのような(メッシのようだと)称賛を浴びた。彼はJリーグのベストヤングプレーヤー賞に選ばれてすぐにリーグを去った。ブライトンは、三笘薫のスカウティングでこの地域からのリクルートを成功させているが、このウインガーにも関心を持っていたとされる。
アーセナルはさらなるワイドプレーヤーを必要としている。アスレティック・クラブのニコ・ウィリアムズや元リーズのラフィーニャらが噂にあるターゲットだが、イタリア人センターバックのカラフィオーリを獲得する見込みのため、三戸のように安価な選択肢も検討されるべきかもしれない」
移籍情報サイト「Transfermarkt」による三戸の評価額は80万ポンド(約1億5000万円)。同紙は「素晴らしい試合を続けていれば、この選手の価値は上がるだろう」としたが、2021年に270万ポンド(約5億円)でブライトンに加入し、現在はその価値を3500万ポンド(約70億円)まで高騰させた三笘を例に取り、「もしガナーズがギャンブルを好むなら間違いなく安い取引になるだろう」と三戸の成長を加味した補強の可能性を伝えていた。
飛躍を続ける三戸。パリ五輪での活躍によって、その名前は欧州内に確実に広まりつつあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)