アルガルベ4戦4ゴールのなでしこ“新エース” 大会得点王に輝くも「力不足」と断言

5位決定戦で鮮やかなミドル弾を決めた横山 オランダ相手に勝ちきれず悔やむ

 なでしこジャパンが参加していたアルガルベカップは、現地時間8日に大会全日程が終了し、決勝でカナダを1-0で破ったスペインが初優勝を飾った。そして、なでしこジャパンFW横山久美は4ゴールでデンマーク代表FWペルニーレ・ハルデルと並び大会得点王となった。

 横山は1-2で敗れた初戦のスペイン戦で得点すると、2-0で勝利した第3戦のノルウェー戦では2ゴール。2-3で敗れた5位決定戦のオランダ戦では鮮やかなミドルシュートを決め、4戦4ゴールと結果を残し、なでしこジャパンの新エースに名乗りを上げた。

 しかし、自身は「試合数と同じゴールと言っても2試合目に取れなかったので」と、第2戦のアイスランド戦で不発に終わり全試合ゴールを達成できなかったことを悔しがった。また、オランダ戦では決定的な仕事をした反面、後半に入り退場者を出した相手を攻めきれず「相手が10人になったにもかかわらず点が入らなかったのは力不足。チャンスがありながらオフサイドやシュートミスがあった」と、自身のプレーを厳しく評価した。

 決勝はスペインが前半5分の先制点を守り切り、強豪カナダに勝利。3位決定戦ではデンマークがオーストラリアを2-1で下して3位になった。また、昨季後半に浦和レッズレディースでプレーしたオーストラリア代表FWエミリー・ギルニックが、大会3ゴールでランキング3位となっている。

 

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