ソン・フンミン弾炸裂!…トッテナム、神戸との打ち合い制す 5万人超の国立競技場が熱狂
トッテナムは神戸に3-2で勝利
イングランド1部トッテナムは7月27日、「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024」でヴィッセル神戸と対戦し、3-2で勝利した。。エースのFWソン・フンミンがゴールを決め、5万4255人を動員した国立競技場は熱狂に湧いた一方、神戸もプレミアリーグ強豪相手に打ち合いに持ち込む健闘を見せた。
日本と韓国でプレシーズンツアーを行うトッテナムは、今夏に開催されたEUROで終盤まで大会にとどまった招集メンバーこそ来日しなかったものの、FWソン・フンミン、MFジェームズ・マディソン、MFデヤン・クルゼフスキら主力勢が選出され、神戸戦の先発にも名を連ねた。
試合は前半9分、自陣でパスをカットされ、左サイドへ展開される。MF飯野七聖のクロスに対し、MFイブ・ビスマがクリアし損ねると、FW大迫勇也への絶妙なラストパスとなってしまい、ゴール前で押し込まれて先制点を献上。それでも同16分、クルゼフスキのヒールパスをペナルティーエリア内で受けたMFペドロ・ロボが鋭い切り返しから左足でゴールネットを揺らし、同点弾を奪った。勢いづいたトッテナムが怒涛の攻め込みを見せるも、前半はそのまま1-1で折り返した。
後半開始早々の2分、キャプテンマークを巻く韓国人エースが国立競技場を沸かせる。圧倒的なスピードで右サイドを突破したFWブレナン・ジョンソンがゴール前にボールを供給すると、走り込んだソン・フンミンがダイレクトでゴール右に流し込み、勝ち越しゴールを決めた。同17分、FWジェアン・パトリッキに個人技から同点弾を奪われたが、同41分にFWミッキー・ムーアが得点し、試合は3-2で終了。トッテナムが打ち合いを制する貫禄を示した一方、神戸もプレミア強豪相手に健闘を見せた。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)