トッテナムが探す日本の「優秀な選手」 Jリーグ熟知の監督が回答「YesでもNoでもない」
神戸戦の前日会見にポステコグルー監督が出席
イングランド1部トッテナムは7月27日に「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024」でヴィッセル神戸との対戦を国立競技場で控えている。前日会見にアンジェ・ポステコグルー監督が出席し、今後日本人選手を獲得する可能性について尋ねると、「優秀な選手を探している」と言及しつつ、「質問の答えとしては、YesでもNoでもない」と回答している。
日本と韓国でプレシーズンツアーを行っているトッテナムは、今夏に開催されたEURO(欧州選手権)で終盤まで大会にとどまった招集メンバーは来日しなかった一方、FWソン・フンミン、FWリシャルリソン、MFジェームズ・マディソンら主力勢が選出されている。
前日会見にはポステコグルー監督とマディソンが出席したなか、「監督の個人的に、今後トッテナムに加入させたいと思っている日本人選手はいますでしょうか? 個人名を挙げるのが難しければ、YesかNoでお答えください」と質問したところ、目を合わせて笑顔で一言「グッドトライ!」と口にしたあと、日本人選手の印象について回答している。
「我々は常に優秀な選手を求め、探し続けている。日本には4年近くいて、Jリーグにも馴染みがあるし、クオリティーの高いリーグであることも分かっている。いまや日本はワールドクラスの選手を輩出していて、ブライトンの三笘選手のように、すでに活躍している存在や、セルティックにも3、4人在籍している。なので、優秀な選手を探している。今狙っている日本人選手がいるのかという質問の答えとしては、YesでもNoでもないということになる」
トッテナムでは韓国代表のエースであるソン・フンミンが主将を務めており、現地の報道では、韓国人FWヤン・ミンヒョクの獲得が目前に迫っていると伝えられている。2018年から3年間にわたり横浜F・マリノスを率い、セルティック時代も多くの日本人選手を指導してきたポステコグルー監督だが、今後日本人の獲得に動くことはあるのか、注目が集まる。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)