カナダ女子代表、東京五輪ではなでしこにスパイ行為か? 前回王者に激震…監督は出場停止に
カナダメディア「TSNスポーツ」は「撮影する取り組みを数年間行ってきた」と報道
カナダオリンピック委員会(COC)は現地時間26日、連覇を狙うサッカー女子代表のベブ・プリーストマン監督を出場停止とすると、声明で発表した。残り試合はアンディ・スペンス・アシスタントコーチが指揮を執るとしている。
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前回の東京五輪で金メダルを獲得していたカナダ代表は25日に1次リーグA組の初戦でニュージーランドと対戦。この試合に先立って22日に行われたニュージランド代表のトレーニング中にドローンが飛来。「ESPN」などによると、これを操縦していたのがカナダ代表のスタッフで、ドローンを駆使してスパイ行為を働いていたことが発覚し、そのスタッフはフランス警察に拘束された。
COCはニュージーランド戦前日の24日に分析官のジョセフ・ロンバルディ氏やアシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏をチームから外すことを発表し、プリーストマン監督もベンチ入りを辞退。ニュージーランド戦は2-1で勝利したものの、このスパイ行為で大きな混乱を呼んでいた。
また、カナダメディア「TSNスポーツ」によれば「2021年の金メダルを獲得した五輪を含めて、対戦相手の非公開練習を撮影する取り組みを数年間行ってきた、と2人の情報源がTSNに語った」と報道。今回だけでなく、継続的にドローンによるスパイ行為が行われ、優勝した東京五輪では、2度、なでしこジャパンの非公開練習で偵察行為を働いていたという。
突如として発覚したカナダ代表によるスパイ行為。サッカー界に大きな波紋を呼ぶことになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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