なでしこJはなぜ主導権を失った? 逆転負けでスペイン紙が指摘「疲労が影響を及ぼした」

なでしこジャパンはスペインに1-2で惜敗【写真:ロイター】
なでしこジャパンはスペインに1-2で惜敗【写真:ロイター】

日本はスペインに1-2で逆転負け

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間7月25日、パリ五輪のグループリーグ初戦でスペイン代表と対戦し、1-2の逆転負けを喫した。スペイン紙は「序盤の主導権は日本が握っていた」としつつ、「疲労が影響を及ぼした。勢いも決定力もなくなっていった」と指摘している。

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 昨年の女子ワールドカップ(W杯)を制した世界女王スペインと初戦でいきなり対戦することになったなか、前半13分にMF藤野あおばが直接フリーキック(FK)を叩き込み、先制に成功した。しかし、徐々にスペインのペースに傾き始めると、華麗なパスワークからMFアイタナ・ボンマティにGK山下杏也加との1対1を決められ、同点弾を許す。

 後半23分にはDF清水梨紗が負傷交代してさらに流れが悪化すると、同29分にFWマリオナ・カルデンティに勝ち越しゴールを奪われ、1-2の逆転負けを喫した。

 厳しいスタートを強いられたなか、スペイン紙「Ultima Hora」は「スペインにとって試合は楽しいものにはならず、序盤の主導権は日本が握っていた」としつつ、「日本は執拗なスペインのペースに悩まされ始め、疲労が影響を及ぼした。勢いも決定力もなくなっていった」と指摘している。

 なでしこジャパンは2日後の28日にブラジル戦、同31日にナイジェリア戦を控えており、決勝トーナメント進出に向けて早くも正念場を迎えている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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