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クライフ氏がファン・ハール監督に忠告 「休日に働いて給料をもらうのがサッカー」
同郷の英雄から苦言
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファンハール監督が、オランダのレジェンドであるヨハン・クライフ氏からこれ以上不満を口にせぬよう注意を受けたと、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
大勝を収めたニューカッスル戦後、オランダ人指揮官は、プレミアリーグの過密日程に対し不満を呈した。
「FIFAやUEFAは48時間の間に2試合を行うことを認めない。しかし、イングランドではそれが許されてしまう。私は、私が準備しなければならないチームをつくることができない。私たちは試合に向けて、ユニットのミーティングとチームのミーティング、そして相手を想定した11対11のトレーニングに取り組まなければならない。しかし、それは無理な話だ」
だが、それに対し、“空飛ぶオランダ人”が黙っていなかった。クライフ氏は、自身が持つウイークリーコラムで、これ以上日程に関して不平を言うことを控えるよう忠告した。
「もしイングランドで仕事を得たならば、世間が休日の期間、ファンが足を運んでくれるよう、試合を集中的に行う方法をベースとしたシステムを尊重しなければならない。クリスマスと新年の間にある試合は確かに消耗戦だ。しかし、それは遠い昔、100年前から行われていたことだ。それに対して不満を言うことは、身内を幸せにできたとしても、何の意味もないことだ。サッカーというものは、人々の休日に働いて給料をもらう仕事だよ」
ファン・ハール監督は、同郷の、バルセロナの大先輩でもある英雄から注意を受けることとなった。だが、過密日程は続く。今後、どのようなコメントを残すのか。フットボールファンの耳目を集める出来事がまたひとつ増えた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images